3ゴールを奪ったフロンターレ戦の勢いそのままに。 土台となる守備とアグレッシブな攻撃で福岡へ乗り込む [J10節 福岡戦プレビュー]
結果を残した選手は抜てきすべき
それまで8試合で4得点しか奪えていなかったマリノスが、川崎フロンターレ戦で一気呵成の3ゴールを決めた。
最後の最後にセットプレーから決められて勝ち点3こそ掴み損ねたが、前向きな材料がたくさんあったことはしっかりと明記しておきたい。それを言葉にしたのは今季初ゴールをマークした天野純だった。
「印象としては負けたみたいな雰囲気だけど、逆転まで持っていけたし、3点入ったことをポジティブに捉えたい」
ヤン・マテウスの1点目は井上健太の粘りから生まれた。天野の得点は、宮市亮の鋭いクロスと植中朝日の闘志溢れるバイシクルシュートがきっかけ。そして3点目は山根陸が次のステージに進みつつあることを感じさせる価値ある得点だった。
これまで少ないプレータイムでなかなか結果を残せなかった天野の得点は、スティーブ・ホーランド監督が連戦でもあまり先発を入れ替えない手法だけにベンチメンバーに勇気を与える。
33歳になった背番号20だが、気は若い。言葉にも力強さがある。
「監督は結果を残す選手を使うものだし、スティーブは特にそうだと思う。交代が遅いのも自分たち控えの選手が結果を残せていないからだと思うし、逆に結果を残せば起用される時間は増えていくと思うので、自分次第だと思っていた。なので流れを変えるだけではなくて結果を出さないといけないと考えてピッチに入ったし、自分が変わっていかなければいけないところだと思っている」
東京ヴェルディ戦に引き続いて川崎フロンターレ戦も体調不良で欠場したアンデルソン・ロペスは、明日の一戦も出場可否が微妙。植中が継続的に先発した時、遠野大弥を左に戻せば、天野が先発する可能性も浮上してくる。
当欄のイチオシ選手は天野純にしたい。
興味深いのは福岡の出方
フロンターレ戦の試合開始直後に負傷したジェイソン・キニョーネスの試合出場は難しいだろう。ただ、このポジションは交代出場したトーマス・デンのほかにサンディ・ウォルシュもいる。もちろん諏訪間幸成の継続先発も有力候補のひとつだ。
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