「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

多くの選手が万全のコンディションで臨めそう。 今季60試合目は、勝つためのターンオーバーだ [ACLE セントラルコースト戦プレビュー]

 

湘南戦当日に南半球へ飛ぶ

 

今シーズンのマリノスは最後の最後まで連戦である。

 

 

 

湘南ベルマーレに3-2の勝利を収めたチームは、そのままバスで新横浜に向かった。夕食を摂り、湘南戦でメンバー外だった選手を加えて今度は空港へ。試合当日中に日本を離れ、南半球のオーストラリアへ飛んだ。

湘南戦では浦項スティーラーズ戦から先発を10人入れ替えた。連続先発は2年連続得点王を目指すアンデルソン・ロペスのみ。GKはベテランの飯倉大樹ではなく約2ヵ月ぶりにポープ・ウィリアムがピッチに立つなど、ほとんど2チーム編成でこの2試合を乗り切った。

 

 

 

 

ならば明日のセントラルコースト戦は浦項戦のメンバー中心と見るのが自然な流れとなる。湘南戦でメンバー外となった飯倉大樹や松原健、永戸勝也、小池龍太、上島拓巳は万全の状態で臨める。

 

 

 

終盤だけの出場でプレータイムをコントロールできたヤン・マテウス、山根陸といった面々もコンディションに大きな問題はないだろう。出場機会のなかったエドゥアルドも同じだ。

そして累積警告による出場停止処分を課されていた西村拓真も忘れてはいけない選手のひとり。最近は得点感覚が研ぎ澄まされていて、持ち前のアグレッシブさも光る。ピッチに立ち、しっかりと責任を果たしてくれるに違いない。

 

 

 

 

国外への長距離移動を挟む中2日での公式戦は、正直に言って常識の範疇を超えている。しかしながら湘南にはホーム最終戦という事情があり、それはセントラルコーストも同様だろう。ならば与えられた条件で万全を尽くすのみ。前日会見に登壇した山根は「自分としてはこういうスケジュールや移動も含めてACLEだと思っているので、それもチームとして楽しんでいければと思っている」と前向きに語った。

 

 

 

 

ヨコエク

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