「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

最後尾を務めるのは背番号21か。 「まとめるというか、行かせる、やらせる。それしかない」 [ACLE蔚山戦プレビュー]

 

初戦を落としたチーム同士の対戦

 

気持ちを切り替えてACLEの2戦目である。

 

写真:舩木渉

 

 

マリノスは初戦の光州FC戦を落としている。難しいアウェイゲームとはいえ3-7という屈辱的なスコアでの黒星はあまりにもショッキングな出来事だった。ただしメンバーを大幅に入れ替えていたというエクスキューズはあるし、GK寺門陸はマリノスで初先発のゲームでもあった。チーム全体が立ち上がりの失点で後手を踏んでしまった印象も否めない。

 

写真:舩木渉

 

 

今大会から大会形式が大きく変わった。リーグステージは12チーム中8チームが次ラウンドへ進める戦いだ。決して狭き門ではないのだから、1試合目の結果だけで気落ちする必要はまったくない。さらに言うと、ホームゲーム4試合をしっかりと勝てれば問題なく勝ち上がっていけるだろう。だからACLEのホーム開幕となる明日の試合は大切である。

気がかりというか警戒を強めたいのは、対戦相手の蔚山現代がホームで戦った初戦を落としている点か。その試合は川崎フロンターレと対戦して0-1で敗れている。勝ち点3を確実に稼ぎたいホームゲームを落としたのは大きな誤算だろう。したがって明日の第2戦はアウェイゲームでも尻に火がついている状態かもしれない。おそらくモチベーションは相当高い。

迎え撃つ側ではあるが、試合の立ち上がりで受けてしまったら相手の勢いに飲まれてしまう。ホームで戦える利点を生かし、どれだけアグレッシブに前へ出ていけるか。攻撃も、守備も、前方向に矢印を向けることがとても重要だ。様子を見るのではなく、エンジン全開で闘争心を剥き出しにして戦えるかどうか。

古巣戦となる天野純は前日会見の席で「球際の部分でも技術の部分でも自分たちが圧倒して明日は勝ちたいと思っている」と語気を強めた。

 

 

 

ヨコエク

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