「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「はっきり言って自分の2得点はまったく意味がなかったです。本当に良くない結果ですし、もっともっといい準備をしていかなければいけない」(エウベル) 他 [ACLE 光州後コメント]

ジョン ハッチンソン 監督

「まずはファン・サポーターのみなさん、遠く韓国まで来ていただいたのに本当に申し訳ない。このまま日本に帰すのが本当に申し訳ない。クラブもそうだし、選手に対しても、申し訳ない。選手を選んで戦わせたのは私です。戦術的な部分も自分が決め、選手たちを送り出した。こういった結果になったのはすべて私の責任です」

 

 

 

――ピッチコンディションが悪かったが、監督が最も悔やまれる部分は?

「芝の部分がどうこうではないと自分は思っている。両チーム同じグラウンドでやらなければいけない。AFCがこのピッチを選んだことを自分たちは変えられないし、やるしかない。そういった部分ではなく、すべての選考であったり、戦術に対してもクラブに対して申し訳ない。自分が責任を取りますし、監督としてもこれだけの大敗は初めてだけど、ここで戦うことをやめるのではなくハードワークを求めていく。選手にはピッチに立っている以上、100%を出していくことを見ていきたいし、戦う姿勢をこれでやめることはない」

 

――選手を3枚替えした直後に3失点した。その時の選手たちの状態はどのように見えた?

「3-2になった状況で3枚の交代をしたのは同点以上を狙うためだった。そこでチームの底上げとエナジーを出してほしかった。守備のところは後ろだけがやるわけではなく、我々は一番前の植中から始まり、GKまでが守備をする。しっかりとチャレンジする部分で行き切れていなかった。相手のほうがそういった強さで上回ったと思うし、退場でひとり少なくなったこともあった。それでも自分たちは続けることが大事だったし、今日の試合の中で戦う姿勢がどこにあったのか。1対1の局面、球際、セカンドボールを拾うところがしっかりと出ていたのか。自分たちよりも相手のほうが上回ったなと思う。そういう気持ちを出していかないといけないなと思う」

 

 

 

DF 15 上島 拓巳

「まずは前半の入りから球際で僕たちは完全に負けていたと思いますし、うまくプレッシャーがハマらない部分もありましたけど、球際での攻防で負け続けて、相手に主導権を90分握られたのが全てかなと思います。プレッシャーのところを少しマンツーマン気味にというのは意識して後半に入りましたし、少し捕まえにいく部分に関しては後半の入りはできていたと思うんですけど、ゴール前での攻防やサイドでの1対1で相手に優位性を持たれてしまった。ゴール前で詰められるシーンが、今日はクロスからの失点が何回かあったので、真ん中の選手の役割もそうですし、サイドの選手の役割もそうですし、そこまでいかれたプロセスもすべてが今日は良くなかったなと。相手も精度の高いビルドアップをしてきましたし、久しぶりにここまで戦術的なチームとやったなという、彼らがすごく優位にゲームを進めていたんじゃないかと思います。

 

 

 

 

基本は4バックと予想はしていたんですけど、左サイドバックの選手が自由に中、外と出し入れしたこともあって、中盤の選手がどこについていけばいいかというのが結構ズレましたし、そのズレが結局最後のところまでずっとズレっぱなしだったというのは、なかなか中でやっていて対応が難しいなと思いました。ただ、いけない時にどうするかという引き出しが僕たちにはなかったので、ちゃんと映像を振り返ってミーティングして、修正しなければいけないなと思います。グラウンドのところでいうと、練習の時からわかっていたことですし、縦パスのところは思ったよりも引っかかる回数が多かったり、攻撃している時に失ってカウンターで失点も実際にしているので、それはチーム全体としてのマネジメントが足りなかったと思います。本当に力不足だなと感じていますし、自分自身の良さが何ひとつ出せない試合だったので、攻撃のところもそうですけど、まずは守備のところで自分の良さを発揮し続けていかない限りは、このマリノスというビッグクラブに適応することは難しいなと思います」

 

 

MF 35 榊原 彗悟

「前半から見ていて、やっぱり寄せの部分が甘いというか、少し距離があるなと感じていたので、監督からも3人同時に入った時にそこの強度を出してほしいと言われていたので、そこを意識して入りましたけど、やっぱりまだまだ足りなかったと思います。久しぶりに試合に出て、前回のACL決勝の悔しさは本当に忘れていないですし、それを晴らすには同じ舞台でしか晴らせないと思ったので、何とかしてやりたいという気持ちはありましたけど、結果が伴わなかったので、まだまだ足りないということだと思います。まだ1戦目なので、振り返って次に向けてまたいい準備をしていけたらと思います。

 

 

 

 

(7失点での敗戦について)まだ試合を振り返られていないので何とも言えないですけど、一つひとつの球際や戦う姿勢が自分的にはすごく足りないなと感じたので、そこは技術どうこうではないと思いますし、次の試合からすぐに出せるところではあると思うので、また全員でそういったところを統一してやっていければいいかなと思います。まだチャンスはあると思うので、そこに全力で向かっていくだけだと思います」

 

FW 7 エウベル

「はっきり言って自分の2得点はまったく意味がなかったです。こういった試合は勝つことが一番大事だと思いますし、序盤にすぐ先制点を許して、その後に追加点を許して、試合がとても難しくなりました。自分の得点で2-1という前半でしたけど、後半に入ってもなかなかできることができなくて、本当に良くない結果ですし、もっともっといい準備をしていかなければいけないと思います。

 

 

 

 

ヨコエク

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