前回大会の悔しさを持ってこの今大会に臨む。あの悔しさはこの舞台でしか晴らすことはできないし、チーム全員がそういう気持ちで初戦に臨もうとしている。初戦から全力で挑みたい」 [光州戦前コメント]
[コメント]
ジョン ハッチンソン 監督
「こうして光州という彼らのホームで対戦できることをすごく嬉しく思うのと、我々にとっては新たなチャレンジだと思っている。彼らはいい選手を揃えているし、素晴らしいオーガナイズの下で戦っている。リーグでは7位という順位にいるが、彼らは7位にいるチームではないと思っている。自分たちは前回大会で決勝まで行って悔しい思いをしたが、またこうして新たなACLEliteという大会に参加できることを嬉しく思う。この大会はアジアを中心とした大会だけど、それを世界に見せていく大会でもある。自分たちは横浜を代表してここに来ているし、それだけではなく日本を代表してここに来ているとも思っている。最高の準備を見せていきたい」
――当時はヘッドコーチとしてACLファイナルの舞台を経験したと思う。あらためてACLというタイトルやこの大会への向き合い方、意識は?
「素晴らしい大会だと思っている。また新たにACLEliteという大会になり、ホームとアウェイで4試合ずつと試合数も増える。このようなチャレンジができる機会をいただけて嬉しく思う。アジアの大会を通じて、いろいろな方々にいろいろなチームの試合を見せることができる。自分は以前の大会からもたくさんの経験をしたが、その大会も素晴らしかった。今大会が新たに始まり、違った形だけど素晴らしいものだと思う。自分たちは4つの大会でタイトルを獲れるチャンスを持っている。それは国内のリーグ戦、国内のカップ戦が2つ、そして海外でアジアチャンピオンを決めるACL。この大会に出るにあたって日本のサッカーがどういうものかを見せられると思っている。そういう部分でもこの大会を通じていろいろな人に見てもらいたい。自分たちは数えると今年あと18試合の公式戦があるが、それが増えていくことを願っているし、そのあめには勝ち進んでいかないといけない。松原健が言っているように初戦がどれだけ重要か。簡単ではないタフなチャレンジを戦っていかなければいけない。勝ち進んでいってたくさんの試合をこなして、長くこの大会に残っていければと思っている」
――今回の試合は前回のACLファイナルで退場したポープ・ウィリアムが出場停止で、飯倉大樹も怪我をしている状態だと思う。選択肢が限られる中で誰を先発に抜てきしようと考えている?
「今回は2人の選手を連れてくることができなかった。でも自分たちには最高のGKが2人いる。彼らは若いが、寺門にしても白坂にしても素晴らしいGK。彼らの日々の努力や練習を見ていても十分にできるくらい状態にある。彼らのコーチである松永GKコーチと話し合いながら決めていければと思うし、今の自分が言えることはどちらが出ても彼らを信じている。どちらが出てもいい状態なので明日を楽しみにしてもらえればと思う。どちらにしても信じている選手なので大丈夫だ」
DF 27 松原 健
「新しく始まるACLの大会に出られることを嬉しく思う。僕たちは前回大会の悔しさを持ってこの今大会に臨む。あの悔しさはこの舞台でしか晴らすことはできないし、チーム全員がそういう気持ちで初戦に臨もうとしている。まずは初戦の大事さは去年も身に染みて痛感したところ。自分たちのサッカーをひとつでも多く出せるように、初戦から全力で挑みたい」
――アウェイの環境で大事になることや心構えは?
「明日対戦するチームはACL初出場ということで、いつも以上にパワーを持って試合に臨んでくると思う。僕たちはそこに受けて立つのではなく、それ以上のパワーを出していかないといけない。前回大会の経験も含めて、自分たちがいつもやっているサッカーを出すだけだと思っている」
――前回大会でACLファイナルの舞台を経験したと思う。あらためてACLというタイトルやこの大会への向き合い方、意識は?
「大会が国内リーグとは違うというところで、一番感じているのは雰囲気が別物になること。前回大会はアウェイの厳しさを痛感した中で、いかに自分たちが平常心でいつも通りのメンタリティでやれるのかが重要になってくる。それを言葉にするのは簡単だけど、一人ひとりが意識して、強い気持ちを持ってやるだけだと思う。その中でいかに自分たちのサッカーが素晴らしいかをアジア全体や世界に向けて発進できる良いチャンスだと思う。その試合を1試合でも多くやれるようにこの舞台でやっていくだけだと思っている」
FW 9 西村 拓真
「(京都戦の退場について)特にないですね。別に悪気があってやったわけじゃないですし、チームに対してすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。だけど故意じゃないし、自分の特徴なので、そこはやり続けたいと思う。冷静になることも……冷静でしたけど、しっかり考えたいと思います。
(ACLについて)特にいつもと変わらず、目の前の試合に対して何も感情が変わることはないですし、そんなにACLだからというのもないです。
(前回大会について)DAZNで見られる試合は見ていました。
すごく難しい中でもみんなで戦って、絶対に難しいゲームになると思うので、その中で勝つという結果が大事だと思います。Jリーグとは違う相手だし、フィジカルや強度は。サッカーのスタイルも違う中で、まず内容どうこうよりも本当に結果がすべてだと思うし、こういうピッチで自分たちのやりたいことができないのは想定内ですけど、その中でも勝ち切れるのは今後戦っていくうえですごく大事だと思います」
MF 28 山根 陸
「(前回大会について)ああいう悔しい負け方をしてしまって、あと一歩のところで届かなかったので、その中でまたこうやってチャンスを得られているので、チームとしてまたあの舞台に立ちたいですし、あの舞台で勝つためには初戦がまた大事になってくると思うので、しっかり勝ち点3を撮りにいきたいと思います。Jリーグとは全然違う試合になると思いますし、相手のやり方だったり、日本で感じることができないものが、スピード感だったり、強さだったりあると思うので、焦れずにしっかり自分たちがやることにフォーカスして、自分たちのサッカーができれば多くのチャンスがくると思います。初戦で固くなるかもしれないですけど、いつも通りというか、しっかり自分たちのやるべきことをやって、ハードワークするというのは手を抜いちゃダメなことだと思うので、そういったところからまず始まるかなと思います。
大前提、(ボールを)握りたいのはもちろんありますし、ただやっぱりいろいろなものを考慮して、芝だったり、相手の雰囲気だったり、初戦ということも考えて、大胆にやるところは大胆にやっていいと思います。リスクを冒す部分とセーフティにいく部分の使い分けというのは、判断の部分も非常に大事になるかなと思います。
(ショートパスは転がるのか?)バウンドは必ずします、どんなに綺麗なボールでも。でも2日間やっているので、ちょっとずつアジャストできていると思うし、アジアの戦いというのはこういうところも含めてだと思うので、しっかり順応していければと思います。チームが勝つために、ボランチのところで、そのポジションでやるべきことがあると思うし、相手がどういう形でくるかまだわからないですけど、おおよそ予想している中でしっかり合わせていければなと思うし、僕たちは自分たちのサッカーをするためにボランチのところでしっかりテンポを作って、押し込んで握れる時間帯を作れればおのずとチャンスを多く作れると思うので、とにかくハードワークのところがベースになるかなと思います」
DF 15 上島 拓巳
「チーム全員が抱いている思いと同じように、非常に悔しい終わり方を僕たちはしてしまいました。それまですごくいいものを積み上げてきただけに、最後のあの終わり方というのは、僕自身のパフォーマンスにおいてもすごく悔いが残る大会だったので、3~4ヵ月後にまた同じ大会を戦えることは僕たちにとってすごく幸運なことです。厳しい日程の中でも僕たちのACLにかける思いはすごく強いので、明日は厳しい環境下ではありますけど、絶対に勝ち点3を取って次につなげていきたいと思います。
(前回大会は初戦を落としたが)あの仁川戦はすごく入りが悪かったし、僕自身もすごくパフォーマンスが悪かった。初戦の難しさはありましたけど、僕個人でいえばすでにACLを経験しているという点では、他の選手もそうですけど、経験しているという意味では初戦という感じはまったくしなくて、久々にまた国際大会をやれるという喜びを感じています。
(ピッチコンディションについて)ピッチのところはすごく悪いなという印象ですけど、同じ条件でプレーすると思いますし、光州も結構下からつないでくるチームと聞いているので、どちらが質高くプレーできるか。そしてボールを奪ってショートカウンターにつなげていけるかは、両方にとって狙いであり避けなければいけないところかなと思います。日本のチームとはまた違った守備の仕方をしてくるので、相手がフラフラと出て来た時にはスペースがかなり空いてくる印象があるので、ピッチが悪い中でも積極的に縦パスなどを狙っていきたいと思います。
(新しい大会方式について)僕としてはすごく面白いなと思います。今回はオーストラリアやケヴィンのチームなど、いろいろなチームと対戦できることに関して選手としてすごく喜びを感じています。もちろん勝ち点3を取れればベストですけど、渡邊泰基とも話しましたけど、やっぱりまずは失点ゼロで抑える、最低でも0-0でというところは思っています。こういったピッチが悪い中で先に失点してしまうのは、ちょっと前がかりにならなければいけない状態にもなってしまうので、リスクを考えながら、ただ自分たちのサッカーもしながらという、そこのバランスはすごく大事だなと思います」
GK 31 白坂 楓馬
「(前回大会の)決勝で試合を壊したというのは今でも思っていますし、あれは一生変わらないこと。いろいろな方の夢を壊したのもあの時の試合だったので、今回またこういう形で韓国に初戦で乗り込んできているので、本当にどんな立場であれ、あの時のものを少しでもチームに、どんな立場であれ貢献できるように、本当にその思いだけでこっちに来ている。チーム全員でまず初戦でしっかり勝とうというのも全体で共有できていますし、自分もそこでプラスアルファになっていけるようにやっていくという思いがとにかく強いです2日練習して、ピッチコンディションも把握していますし、それはチーム全員一人ひとりが把握しています。国際大会の初戦なので、またリーグ戦とは違う難しさもあると思いますし、そこもみんなわかっていると思うので、本当にとにかく声を掛け合っていきたい。ミスは絶対に起こると思うので、そんな時もすぐにカバーできるように、とにかくサポートして声を掛け合って、支え合って、しっかりと1試合、勝って帰れるように、そういう思いでやります。
(寺門)陸もデビューしましたし、自分ももっともっとしっかりコンディションを上げて、試合に絡んでいかなければいけないです。(飯倉)大樹くん、ポープくんにもこういうイレギュラーがあったりするので、そのイレギュラーとかに関係なく、もっとしっかりと自分がチームに絡んでいけるように切磋琢磨して、もっと自分が目をギラつかせていかなければいけないというのは常に思っている。GKチームとしてはしっかりとファミリーとして戦えていると思うので、そこはいい関係性のままやれていると思うので、個人のところで自分がもっと試合に絡んでいけるように頑張りたいと思います」
GK 41 寺門 陸
「本当に出るとなったら自分がやれることをやるだけだなと思います。このクラブがこの大会にかけている思いは、この大会に出ているどのチームよりも強いと思いますし、その大会の初戦は絶対に落とせない。勝って、いい勢いを持っていけるようにしたいと思います。本当に自分のできることを淡々とやりたいです。主に出ている2人が来ていないですけど、それでも(白坂)楓馬くんと自分は始動してから切磋琢磨して、GKグループとしてやってきた仲間ですし、その中で誰が出てもいいようなグループになってきているというか、そこは本当に誰ひとり練習から手を抜いていないので、すごくいい雰囲気です。
いつも試合に絡んでいる2人は来ていないですけど、その中でお互いが、全員が、GKチームとして何ができるかを考えているので、来ていない2人の分もというのを自分が勝手にいうのはあれですけど、自分がGKチームを勝たせるということにフォーカスしてやれたらいいかなと思います。(アジアと国内の試合で準備の違いは?)アジアの大会自体、そんなに経験していないので肌感としてあまり感じられていない部分はあるんですけど、実際ここに来てみて、グラウンドに入ってみて、グラウンドの整備状態とか日本との違いは感じます。このグラウンドに対して対応できるようにしていきたいと思います」