「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ここから始まる過密日程。 明日だけを考えてのマネジメントはありえない。 メンバー選定にひと工夫あるかもしれない [ルヴァン杯準々決勝 札幌戦プレビュー]

 

先々を見据えながらプレータイムをコントロールしたい

 

先月31日に予定されていたジュビロ磐田戦が台風10号の影響で中止となった。セレッソ大阪戦から中10日で明日の一戦に臨み、ここから過密日程が始まる。

磐田戦が予定されていた日に練習試合を実施。本来はレギュラー組以外が実戦感覚を養うための機会だったが、公式戦が中止になったことでレギュラー組も時間を分け合ってプレーしたという。チーム全体に適度な負荷をかけながら緊張感を保つことにも成功した。

コンディションが万全ではなかった選手にとっては好都合だったかもしれない。セレッソ大阪戦で負傷交代した渡辺皓太は「中止になったことは、個人的には助かった。試合間隔が開いた分、いい準備ができている」とポジティブに受け止めていた。

 

 

 

対して、北海道コンサドーレ札幌は日曜日にリーグ戦を予定通り戦って中2日でこの一戦に臨む。長距離移動も含めて心身ともに負担は大きい。リーグ戦で置かれている立ち位置も加味すると、ある程度メンバーを入れ替えてくるのではないか。

ならばマリノスもメンバー選定にひと工夫あるかもしれない。このゲームのあとは中3日で札幌とリターンマッチを行い、さらに中4日でリーグ京都戦が汲まれている。そして、そこから中3日でACLエリートの初戦を韓国で戦うハードな日程だ。

明日だけを考えてのマネジメントはありえない。先々を見据えながらプレータイムをコントロールしなければ、どこかで勤続疲労が出てしまう。ルヴァンカップを軽視しているわけではなく、獲れるタイトルをすべて獲るための戦略が必要になる。

そういった観点では、前出の渡辺皓に無理をさせる必要はなさそう。腰を痛めてセレッソ戦を回避したポープ・ウィリアムも右に同じ。リーグ戦で連戦連勤を続けている選手は、ここでリフレッシュさせるのも一考の価値あり。

 

 

 

 

先発とベンチメンバー両方に注目したい第1戦だ。

 

 

思い切った采配があっても驚けない

 

今年からルヴァンカップの規定が変わった。

 

ヨコエク

(残り 839文字/全文: 1740文字)

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