「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

大きな可能性とともにアウェイでの2ndレグを勇猛果敢に戦ったマリノス。 最後の最後に力尽きたトリコロール [ACL アルアイン戦レビュー]

 

アジアナンバーワンの称号に手が届かず

 

今大会最後の90分に、マリノスの時間帯はほとんどなかった。

開始8分に最終ラインの背後を突かれてのコンビネーションプレーから失点。アシストしたボランチの選手がアグレッシブな守備から長い距離をランニングしていた点は見逃せず、ホームでの1stレグでは決してみられないアクションだった。

 

 

 

PKで33分に追加点を許したのち、ヤン・マテウスがトータルスコアをタイに戻す一撃を見舞う。相手守備陣が浮き球の処理を誤り、その隙をしっかりと得点に結びつけた。鋭い切り返しからのフィニッシュは、彼が特別な選手であることを再び証明した。

 

 

 

 

ただ、終わってみればマリノス界隈が沸いたのはその時だけになってしまった。前半終了間際にポープ・ウィリアムが一発退場となって数的不利になると、後半は多くの時間を自陣で過ごすことに。

 

 

 

 

マリノスは10人での戦いに慣れているとはいえ、対戦相手もファイナルまで駒を進めてきた実力あるチーム。後半途中に投入された9番のコジョ・ラバが攻撃に高さというオプションをもたらすと、幾度となくピンチに晒されたソフィ・ラヒミにニアサイドを射抜かれて3失点目を許してしまう。

終盤は前へ出る力も残っておらず、ミスも絡んで守備が瓦解。終わってみれば1-5の敗戦は、トータルスコア3-6の黒星に。松原健は「勝者のメンタリティというか、10人になったところでも、もう一度跳ね返す力というのが、僕たちには今足りなかったのかなと思う」とうなだれた。

 

 

 

 

最後の最後に力尽きたトリコロールは、惜しくもアジアナンバーワンの称号を手に入れることができなかった。

 

 

 

優勝と準優勝は天と地ほどの差があるが……

 

喜田拓也が悔しさに唇を噛みながら、言葉を紡いだ。

 

 

ヨコエク

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