「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

新潟戦から中3日でFC東京戦へ。 ACL決勝2ndレグまで1週間弱あるのだから、プレータイムを制限する必要はない [J15節 FC東京戦プレビュー]

 

「Jリーグは相手の守備の部分でACLほど緩くない」(ポープ・ウィリアム)

 

ACL決勝に意識が向くのは仕方ない面も多分にある。それだけ大きな舞台で、クラブの歴史を変えるかもしれない千載一遇のチャンスなのだから。

そんな生ぬるい空気を感じ取った指揮官が静かに警鐘を鳴らした。

「自分たちが戦っているのはACLだけではない。ACLを戦う前にやるべきことがあるだろうと再確認しなければいけないし、再認識する必要があると思っている。リーグ戦を戦っているからこそACLがあるわけで、それを忘れてはいけない。FC東京戦も大事な一戦になってくる。一つひとつの試合が大事になってくるし、J1で戦えていることを噛みしめなければいけない」

 

 

 

 

マリノスのスタンスは変わらない。大切なのは目の前の試合だ。明日はFC東京とのアウェイゲームがある。リーグ戦で連敗を喫した直後の重要な一戦になる。

先発復帰濃厚のポープ・ウィリアムの言葉は多くの示唆に富んでいた。

「マリノスはどの試合でも勝ちを求められる。常に優勝を目指してやっているチームなので、優劣は付けていない。もちろん勝てるにこしたことはないし、ポジティブな空気感でACLに向かうことも大事だけど、ここ数試合難しいゲームが続いてしまっているのは、Jリーグは相手の守備の部分でACLほど緩くないから。もちろん攻撃に特徴あるチームは多いけど、守備の部分での隙のなさやハードワークすること、組織力の高さというのはJリーグのほうがはるかに上回っている部分がたくさんある。そういう難しさはやっていても感じるし、見ていても感じる。そこのギャップみたいなものを全員が感じ取って、もう一度気を引き締めて試合の入りの部分から終わるまで圧倒するくらいのテンションと気持ちでやっていきたい」

 

 

 

 

誤解を恐れず言えば、ACLよりもJリーグのほうが難しい。マリノスはアルアインに勝って、アルビレックス新潟に負けたが、だからといって新潟がアルアインより上か下か、という話ではない。まったく異なる性質の戦いに三段論法は意味を成さない。

自由を与えてくれるACLの対戦相手に対して、Jリーグは各チームがマリノスを研究し、対策を講じてくる。アタッキングフットボールという特徴や攻撃的な色を持ったチームという評価、印象がリーグ全体に定着したがゆえに、簡単な試合はひとつもない。

強いチームの宿命と言っていい。

 

 

センターバックのやり繰りに苦しむ現況

 

ACLで素晴らしい結果を収めているのとは対照的に、リーグ戦では現在2連敗中、さらに5試合勝ちなしともがき苦しんでいる。連戦続きでフィジカルコンディションが整わないだけでなく、毎試合変わる相手への対応策を練る時間もない。

 

 

ヨコエク

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