「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

無限の可能性を秘めるゲームメーカーは課題すべてがのびしろ。 榊原彗悟がトリコロールの中心でスポットライトを浴びる。

 

 

マリノスの中盤で育成組織出身の選手が新たに頭角を現そうとしている。背番号35の榊原彗悟だ。

 

 

 

 

湘南ベルマーレ戦でリーグ戦初先発を飾ると、そこから中3日の蔚山現代戦でも先発に抜てきされた。喜田拓也や渡辺皓太といった中盤の核となる選手が欠場する緊急事態でアンカーポジションを任され、2戦連続で堂々とした立ち回りを見せた。

持ち前の技術をACL準決勝のアウェイゲームという大一番でもいかんなく発揮。左右両足をトラップとパスで使えるのは、前提として体を半身にした状態から左右どちら向きにもターンできるから。その判断に迷いがなく、だからチーム全体の攻撃はノッキングしない。

 

 

 

 

ボールを受けるトラップと、次の展開に移るパス。この両方を連動して流れるように行える点が最大の長所だろう。文字にすると何の変哲もない当たり前の動作でも、精度と流麗さを突き詰めることで大きな武器になる。前方向に矢印を向けられる存在は、幾度となくチームの攻撃を加速させた。

長短のパスを使い分ける判断も的確だった。9分に中央エリアから左サイドのタッチライン際で待つ宮市亮へ糸を引くようなサイドチェンジのパスを通し、カットインからのシュートをお膳立て。後半開始直後にも宮市への浮き球パスで攻撃を前進させ、最終的に天野純の決定機につながっている。

 

 

 

 

フィジカルに優れる相手にも技術は十分に通用していた。「攻撃に関してはあまり自分のところにマークがいなかったし、自由にやれたところはあったので、そこは自信を持ってやれた」と手ごたえを手にして、次のステップへ進もうとしている。

 

 

 

 

 

ヨコエク

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