「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

逆三角形の布陣で質、量ともに充実しているセクション。 今、マリノスの中盤がとにかくアツい [ポジション別考察MF編]

 

 


ポジション別考察の第3回は、昨季から形を変えたMF編だ。

正三角形から逆三角形へ。

同じ3席でもまったく意味合いの異なる配置は、起用法にどのような影響を与えるのか。

負傷離脱が相次ぐDFとは正反対に、全員がコンディション良好なのも嬉しい悩みの種かもしれない。

激しい争いを制してピッチに立つのは、いったい誰なのか。


 

 

今季のMF登録は11選手。そのうち水沼宏太と井上健太はウイングを本職とするサイドプレーヤーで、吉尾海夏はプレシーズン時点では左サイドバックとして計算されているため、人数としてカウントしない。反対にFW登録の西村拓真は、ほとんどの時間を中盤で過ごしたので『+1』とする。

 

 

最初に、始動直後に負傷離脱した山村和也の扱いが非常に難しい。クラブとしては右センターバックを戦力拡充するために補強した経緯がありながらも、センターラインすべてをこなせるユーティリティプレーヤー。元気にキャンプを過ごせていれば、ボランチやトップ下で起用されていた可能性もゼロではない。

 

 

その山村は開幕に間に合いそうもない状況を踏まえ、現状は西村を含めた8選手で3席を奪い合う構図。立ち位置が変わったことで、ダブルボランチからアンカーへ、トップ下から2シャドー(インサイドハーフ)へ、ポジションの呼称が変わった。

宮崎キャンプでアンカー起用されたのは喜田拓也と渡辺皓太。リーグ優勝した一昨季終盤からボランチの鉄板コンビとなっていた2選手がたった1つの席をめぐって激しく争っている。

 

 

トレーニングでは吉尾海夏や山根陸もローテーションでこのポジションに入ったものの、練習試合では起用されたのは喜田と渡辺のみ。30分×4本×3試合=360分を、でちょうど180分ずつプレーした。システム変更しないかぎり、このまま二者択一になりそうな気配が漂っている。

「アンジェ(ポステコグルー)の時にやったことのある形とポジション」と話したのは経験豊富な喜田で「自分にとって初めてのポジションなのでどうなるか分からない。あの形(システム)もやったことがない」と少し困惑気味にスタートした渡辺。キャンプ中はタイプの違う両者によるデッドヒートが続いた。

 ひとつの指標となるのは、松本山雅戦の2本目か。

 

ヨコエク

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