「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

育ててもらったクラブなので、F・マリノスに対しての愛情はとても強いです。このクラブを強くしたいし、一緒に大きくなっていきたい [寺門陸インタビュー]

【寺門陸選手インタビュー】

実施日:1月25日(木)

インタビュー・文:藤井 雅彦

 

 

 

宮崎キャンプ中盤、期限付き移籍から復帰した寺門陸にインタビューを実施した。

レノファ山口FCでの3年間が彼にもたらした経験と自信、そして念願のトップチームでプレーする野望を存分に語ってくれた。

アカデミー出身GKがトリコロールの未来を切り拓く。

ここからが、本当のスタートだ。

 

 

 

 

生姜焼きや野菜炒めといった簡単な自炊もしました。あとは先輩と釣りに行ってイカをゲットしました。でも、さばくのが難しかったです(笑)

 

――寺門選手はユースから2021年にトップチーム昇格し、すぐにレノファ山口FCへ育成型期限付き移籍しました。この3年間はどのような時間でしたか?

「すぐにF・マリノスのトップチームで試合に絡めるとは思っていなかったので、レンタルという形でチャンスを与えてもらったことに感謝しています。サッカーのスタイルとしても、山口は足元でボールをつなぐチームだったので得るものが大きかった。F・マリノスの強化スタッフが動いて、掛け合ってくれて実現した移籍だったと思うので、ものすごくありがたかったです」

 

 

――プロ1年目の2021シーズンは試合出場できませんでした。どのような取り組みをしていたのですか?

「プロである以上、試合に絡めない悔しさは常にありました。でも当時は自分のレベルが試合出場に達していないことを感じていたので、日々の練習を積み重ねていくことが自分の力になると信じて取り組みました。それはGKコーチの土肥洋一さんにも常々言われていたことで、試合に絡めない中でも土肥さんが自分にしっかりと向き合ってくれた。そういった存在があったからこそ2年目から少しずつ試合出場を重ねられたと思います。土肥さんには感謝してもしきれないくらいお世話になりましたし、山口への期限付き移籍は自分の人生にとってプラスになることばかりでした」

 

ユース時代の寺門陸

 

――プロ1年目から肉体改造に着手したとか。

「加入した時は体重が軽くて、72~73kgしかありませんでした。周りのプロ選手と比べて線が細かったので、筋力をつけるためのトレーニングに時間を割きました。お尻周りにも力を注ぎましたし、空中戦でぶつかってもバランスが崩れないように上半身も鍛えました。もちろん下半身も強くして、最初の1年間で79~80kgまで体重を増やしました。今は81kgあります。これからJ1のレベルで戦っていくためにもう少し筋力をつけたいですが、自分のスピードやキレは持ち味だと思っています。筋肉をつけすぎて良さがなくなってしまったら意味がないので、そこは良いバランスでやっていきたい」

 

 

 

――トレーニングの成果が少しずつ出始めたのはプロ2年目以降でしょうか。2年目に6試合出場、3年目は11試合出場と少しずつステップアップしていきました。

「デビューした頃や試合に出始めた頃と比べると、少しずつ自信を持ってプレーできるようになったと思います。プロのピッチに立つ意味ゴールを守る重要さや重みをすごく感じました。ただ、試合に使ってもらった中で、なかなか結果を出せず、勝利の数が少なかった。プロの厳しさをあらためて感じる時間でもありました」

 

 

――私生活ではどのような生活を送っていたのですか?

「僕はユース時代までずっと実家暮らしでした。山口に移籍して、1年目と2年目はチームが用意してくれたシェアハウスにチームメイトと一緒に住んで、3年目からはひとり暮らしをしました。先輩にご飯へ連れていってもらう機会も多かったですけど、生姜焼きや野菜炒めといった簡単な自炊をしました。あとは先輩と釣りに行ってイカをゲットしました。でも、さばくのが難しかったです。もう魚をさばくのはやめようと思いました(笑)」

 

 

 

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