「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

角田涼太朗の海外移籍が秒読み段階に。新チームは34人編成でスタートする。 主砲アンデルソン・ロペスは2024年もトリコロール [2024年チーム編成について]


[2024シーズン所属確定選手(契約更新&移籍加入)※2024年1月12日時点]

※赤字は新加入&レンタルバック&新卒選手

GK:飯倉大樹、ポープ・ウィリアム、白坂楓馬、寺門陸

センターバック:實藤友紀、山村和也、エドゥアルド、畠中槙之輔、上島拓巳、渡邊泰基

右サイドバック:松原健、小池龍太、吉田真那斗

左サイドバック:永戸勝也、小池裕太、吉尾海夏、加藤蓮、加藤聖

ボランチ:喜田拓也、渡辺皓太、榊原彗悟、植田啓太、山根陸

トップ下:ナム・テヒ、天野純、西村拓真

右ウイング:水沼宏太、井上健太、ヤン・マテウス

左ウイング:エウベル、宮市亮

ストライカー:アンデルソン・ロペス、村上悠緋、植中朝日

 

※期限付き移籍選手一覧

GK 田川 知樹 → カターレ富山/J3(育成型期限付き移籍延長)

DF 西田 勇祐 → AC長野パルセイロ/J3(育成型期限付き移籍延長)

MF 木村 卓斗 → ヴァンフォーレ甲府/J2(期限付き移籍)

MF 松田 詠太郎 → アルビレックス新潟/J1(期限付き移籍延長)


 

 

角田涼太朗が海外クラブへの移籍を前提とした交渉、準備のためにチームを離れることをクラブが発表した。

 

 

昨今、20代前半の若手有望株が海を渡るのを止める術はない。日本サッカーの成長であり、価値とも言える。大卒加入の選手が1億円以上の移籍違約金を残したのだから、原資として有効活用する策を考えるべき。あとは現地でのメディカルチェックを無事にクリアすることだけを願いたい。

そして、新体制発表会前日にアンデルソン・ロペスが契約合意に達した。

 

 

2023シーズンはチームで唯一となるリーグ戦全試合先発を達成。22ゴールを挙げて得点王に輝いた。夏にはサウジアラビアからの巨額オファーに見向きもせず、今オフにはケヴィン・マスカット前監督が新たに率いる上海海港が興味を示したという。リーグのリーディングスコアラーに多方面から触手が伸びるのは自然だろう。

 

 

マリノスとしては、移籍違約金の満額が支払われない限り、ロペスを手放すつもりはないだろう。何よりも彼自身がマリノスでのプレー継続を望み、シーズン終了直後から2位に終わったリベンジを誓っていた。

2024シーズンもファーストトップとして君臨することに疑いの余地はない。同じポジションには植中朝日や村上悠緋といった若手有望株も揃っているが、名前だけで相手に与える脅威は大きく違う。主砲が見据えるのは2年連続得点王とリーグタイトル奪還だ。

 

 

水沼宏太、松原健、エドゥアルドといったチームの中軸も揃って契約合意に達した。実績や経験値、立ち位置などすべてにおいてマリノスをけん引していく選手たちである。新監督の下、精神的支柱としての役割も増えるだろう。これまで以上の献身と貢献を託したい。

これで、2024シーズンを戦う34選手が出揃った。始動直後は長期離脱中の複数名がリハビリスタートのため、例年よりも多めの選手を保有しての船出となる。公式戦のスタートがACLラウンド16という重要度の高い大会なのも、オプションを増やしておきたい理由のひとつだろう。

編成項の最後に、サポーターの関心事であろう遠藤渓太について触れておきたい。

 

 

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