「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「今年はまだ日産スタジアムで勝っていない」(中澤)・「湘南はとにかく走る](三門)・「17試合の短期決戦はやっぱり早い」(下平)+兵藤・榎本他 [湘南戦前コメント]-1,636文字-

【試合に向けて】
エリク モンバエルツ 監督

「湘南が中6日でこの試合を迎えることはわかっていたこと。ウチもナビスコカップはメンバーを入れ替えてフレッシュな選手で臨んだ。遠征に帯同しなかった選手は横浜に残ってこの試合に向けて調整している。名古屋戦ではポゼッションできたが、相手のゴール前を崩せなかった。湘南戦でもそこがポイントになる。
選手にも話したことだが、湘南に勝つのはとても難しい。彼らの守備ブロックをどう崩していくかがポイントになる。彼らを動かして、スペースを作り出し、そこを突いていかなければいけない。でも今日の練習でやったが、選手たちはどこでスピードアップするかをわかり始めている。また、相手は攻守の切り替えが早いのでそこでのリスク管理が必要。スピードに乗せないことが大事になる。
中村やラフィーニャは長い離脱から復帰したばかり。いつ先発に復帰するかをハッキリとは言えないが、彼らが自分の感覚やタイミングを取り戻してからになる。まだもう少し時間が必要だ。おそらくゲーム途中からの投入になるだろう。慎重に少しずつゲームの時間を延ばさなければいけない。彼らがベストパフォーマンスになるにはもう少し時間が必要だ。いま戦えるメンバーでどれだけチーム力を向上させられるかが大事なこと」

DF 22 中澤 佑二

「今年はまだ日産スタジアムで勝っていないし、公式戦で連敗しているけど僕たちはタイトルをあきらめたわけではない。明日は勝ち点3が絶対に必要な試合。リーグ戦だけ見ても、連敗したら上位争いに加われない。明日の試合に勝つために名古屋に行かなかったわけだから、僕も含めて遠征に行かなかったプレーヤーがどれだけ戦えるかが鍵になる。各上とか格下とか関係なく、同じ神奈川県のチームとして神奈川ダービーで負けは許されない」

MF 6 三門 雄大

「湘南はとにかく走るイメージ。たとえばGKがクロスやCKをキャッチした場面ではたくさんの選手が前へ出てくる。カウンターでかける人数の多さはすごい。ウチがゆっくり戻っていたら簡単にゴール前までボールを運ばれてしまう。攻撃面ではラフィーニャが一人で2秒くらいキープできる。それによって後ろの選手は前へ上がっていける。パワーがあるので相手にとっては嫌な存在だし、自分たちにとっては助かる存在」

 

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GK 1 榎本 哲也

「自分としては水曜日のナビスコカップも出たかった。試合に出ていたほうがリズムを保ちやすいから。練習ばかりになると少しバランスが崩れる部分があって、だからこそ自分のメンタルが大事になる。チームとしてはけが人が帰ってきたので前線の構成がどうなるかわからない。アデミウソンは真ん中にいたほうがうまく回ると思うけど、そこは監督が考えること。自分はいい意味で自分の仕事に集中して、連敗だけはしないようにしたい」

MF 7 兵藤 慎剛

「名古屋戦では自分がPKを与えてしまったことで試合に負けてしまった。相手は違うけど、次のゲームでそのぶんの失敗を取り返したい。ベルマーレは全員が頑張るチームで、下に見たら足元をすくわれる。相手以上にハードワークしないといけないし、攻守の切り替えが大事になる。成績は2勝2分2敗で、ここからが大事。リーグ戦では前節、浦和に負けているので、もし負けると連敗になってずるずるいってしまう。勝ち点3しか必要ない」

DF 23 下平 匠

「ベルマーレはカウンターのときの人数をかけて前へ出てくる。守備ではあまり高い位置から奪いに来る印象はないけど、悪いボールの失い方をすると危ない。攻めているときのリスク管理が重要になる。ここまで6試合を消化して、気がつけば1stステージの6分の1が終わってしまった。17試合の短期決戦はやっぱり早い。G.Wの連戦が終わった頃には自分たちの立ち位置が決まる。ここから3連勝すれば上位争いに加われるけど、1勝1分1敗だと真ん中のまま。初戦のベルマーレ戦は絶対に勝ちが必要」

 

 

 

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