「一度復帰して、また離脱したことでチームに迷惑をかけてしまった。先発するとしたら5ヵ月ぶりくらいかもしれないけど、そんなのは言い訳にならない」(角田涼太朗)他 [ACL 仁川戦前コメント]
[コメント]
ケヴィン マスカット 監督
「ようやくACLが開幕する。今大会からいつも通りのホーム&アウェイ形式に戻るが、自分たちはここ数日強い準備できている。明日の試合に向けてもエキサイティングな気持ちでいっぱいだ。
(仁川ユナイテッドについて)素晴らしい成績を収めてこの大会に出場してきた。ここ数試合も結果を残しているし、切り替えのところがアグレッシブなチーム。守備も堅いので簡単なゲームにはならないと思う。ここに自分たちがいる意義、ピッチ上で何を見せなければいけないのか。試合のなかでは落ち着いてやってチャンスを作ることが大事で、それによって結果が生まれてくると思っている。ACLが秋からのスタートになるのは良いことだと思っている。選手全員が必要になってくるし、全員を信じている。全員にやってもらいたい。試合数や移動が多くなるなかで、どうやって戦っていくか。リーグ戦もACLも良い準備をしていきたい。移動があるのでアウェイでどうやって準備していくか。自分たちの環境作りもしっかりやらなければいけない。まずは明日の初戦をしっかり戦うことが先決で、そのあとに他のチームのことを考えていきたい。
(外国人枠が3+1から5+1に変更されたことについて)良い判断だと思う。これまで判断が難しかったが、オプションが増えてくる。交代もそうだし、どのようなチームで臨むのか、たくさん考えることが出てきた」
MF 18 水沼 宏太
「昨年のACLではグループリーグを突破したけど、ラウンド16で負けて悔しい思いをした。今年からホーム&アウェイに戻って戦えるので、ACLの楽しさや厳しさを感じながらできるのは選手として幸せなこと。リーグ戦と並行して行われるけど、僕らの強みを生かして、楽しみながら勝っていきたい。
相手の印象としては、ボールをつないでくるというよりは引き込んでカウンターを狙ってくるのかなと。韓国のチームらしく球際が強いイメージもあるし、隙を狙ってくるサッカーのスタイルでやっていると思う。隙を見せないことも大事だし、相手陣地でどれだけボールを握ってサッカーができるかが大事になる。日本は島国で移動は大変だけど、強いチームだからこそ経験できるのがACL。日本を代表してマリノスというチームで戦いに行けるのは本当に幸せなこと」
DF 33 角田 涼太朗
「一度復帰して、また離脱したことでチームに迷惑をかけてしまった。ここからはやるしかないと思っている。先発するとしたら試合にしっかりと出るのは5ヵ月ぶりくらいかもしれないけど、そんなのは言い訳にならない。やれるところまで全力でやりたいと思う。
長い間チームを離脱してしまった申し訳なさもあるけど、その間にチームはいろいろなことがありながらもこの位置にいて、まだタイトルを3つ獲れる。ここから終盤戦に入るけど、一つひとつの試合をみんなで戦っていく必要がある。そこに自分が加わって力になれればいいかなと思う。チームみんなのおかげでこの位置にいて、ここからまた試合に絡んでいける。まずはみんなに感謝したい。去年はカップ戦を早い段階で落としてしまったけど、そこを乗り越えて強さを見せるというのはルヴァンカップやACLでやっていきたい。
(ACLについて)ホーム&アウェイで去年とは違う部分があるけど、去年を経験させてもらってアジアの基準を知ることができた。今年はホーム開催もあるのでサポーターの方々の後押しもあるだろうし、まずはホームで戦える初戦でしっかりしたゲームをやりたい」
FW 14 植中 朝日
「ルヴァンカップ札幌戦の第1戦ではゴールも決められたし、それ以外の部分でも手ごたえを感じた。より自信を持って次の試合に臨める。頭の中ではいろいろなことを考えていても、ネガティブな言葉を出せば周りに悪い影響を与えてしまうかもしれない。プロ4年目だけどいろいろな経験をして、勉強をしてきた。言葉には引力がある。ポジティブにやることを意識している。(明日も)ゴールを取れると思う。自分がチームを引っ張っていくくらいの気持ちでやるし、僕の場合はゴールで勢いをもたらすことが仕事」
MF 17 井上 健太
「自分としては良い状態になってきたところで(ルヴァンカップ札幌戦の第1戦で)退場してしまって、チームに迷惑をかけてしまった。個人としてはまた1から積み上げていけるように、チームとしても新しいタイトルを目指す戦いが始まるので、その両方を表現していきたい。あの2回目の警告は軽率だったし、勝っている状況や時間帯を考えてもあのプレーは必要だったのか、と思われても仕方ない。あのあと戻ればよかっただけという考え方もある。でも自分のなかでは、守備をする時にあそこまで感じられていなかった部分を自分で感じられたということでもあった。前だったら相手にボールを運ばれて、自分たちのサイドバックにリトリートしてもらってから自分が遅れて戻っていたけど、その前の段階で気付くことができた。それにあの場面は「いけるかな」という気持ちがあって、それを表現したい気持ちが強くなってしまった。周りからは軽率で、またファウルをしたと見られるかもしれないけど、自分のなかでは成長した部分でもあったと思っている。プロは結果がすべてだし、それを言ったらダメかもしれないけど、良い意味でも悪い意味でも経験できたので次につなげたい。強い気持ちを持ってプレーしないといけないし、考えながら今積み上げているものを出したい」
FW 23 宮市 亮
「ACLという新しい大会だけど全力で勝に行くことに変わりはない。相手は『ザ・堅守速攻』というチーム。自分たちがボール保持する時間が長くなるかもしれないので、ボールの失い方には気をつけたい。獲りたいタイトルのひとつ。でも一戦一戦しか考えられないし、ACLでもリーグ戦でも勝つためにプレーする。連戦は優勝したマリノスだからこその特権。それによってチャンスが与えられる選手もいるだろうし、その状況を楽しみたい」
DF 24 加藤 聖
「ACLを戦ったことはないけど、違う国のチームと対戦することは代表活動でもやっている。海外のチームや選手と対戦するのは当たりの強さや距離感で普段と変わってくる部分があるし、ボールの変化も大きいのでそこに注意しなからやりたい。
(ACLのボールは)軽く蹴っても飛んでいく感覚。浮かさないように気をつけながらのプレーになる。もし出場するとしたら緊張するかもしれないけど、しっかり頑張りたい」
DF 27 松原 健
「よりメンタルを強く保たないといけない、ここからの3試合になる。でもあまり先のことを考えることなく、目の前の試合に集中したい。リーグも獲りたいし、ACLも獲りたいし、ルヴァンカップも獲りたい。コンディションはもう大丈夫だし、まったく問題ない」