「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「オフサイドになったけど、点が入ってスタジアムの雰囲気がこっちに来た感じがあった。みんなに勢いが出るきっかけになったと思う。入らなかったけど入ってよかった(笑)」(水沼宏太) 他 [札幌戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「最初に、この結果を得て準決勝に進めることをうれしく思う。今日のゲーム内容の前に、この6~8週間の夏はチャレンジングな期間だった。今日は急きょプランを変えなければいけない部分もあった。でもチーム一丸となり、自分たちが求めていたものに対して姿勢がひとつになって、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思う」

 

 

 

――センターバックの本職がエドゥアルド選手しかいない状況で喜田選手が入った。準備段階から難しさがあったのか?

「喜田に関しては、彼があそこのポジションをやれるという自信は自分にあった。彼は長年このチームにいるし、センターバックの役割をできる選手だと思った。いつもはボランチの選手だが、ボランチは前にも後ろにも視野が広くないといけない。センターバックはボールを持てば常に前方向を向けるし、心配は特になかった。彼だけのところではなく、彼も含めてチーム一丸となって守備をする。ゴール前の局面もそうだし、中盤もそうだし、相手ゴール前もそう。一人ひとりが関わって守備をするのが自分たちの役割で、ボールがない時のポジショニングもしっかり見えていた。彼が何かをしようとした時の周りの選手のサポートも素晴らしい部分がたくさんあった」

 

 

――相手がマンツーマンで守備をしてきてタフなゲームだったが、長いボールを使って剥がすプレーが効果的だったと思う。その狙いは?

「ホーム&アウェイの準々決勝で、1stレグは途中で10人になってしまったが、途中まで自分たちの良さを出せていた。何かを変えたわけではなく、GKの一森からセンターバックにボールが入った時に、周りの選手がオプションを作ってくれた。狙いはそういったところにあった。

 

 

前半、ロペスとナムの関係性のところで、どうやってボールを収めていくかが狙いでもあった。ただGKやセンターバックから「よろしくね」というボールを出しているわけではない。よりオプションを作っていくことがやろうとしているひとつでもある」

 

MF 29 ナム テヒ

「本当に勝ちたかったので、そのために価値を持つゴールを決められてよかった。見ていたのは自分の前にいた2人のDFだけだったけど、スペースは見えていたのであとは枠に飛ばすことだけを考えた。いろいろな物事が早く進んで日本にやってきた。家族はまだカタールにいる状況で、母親が日本に来てくれて生活をサポートしてくれている。こうやってゴールを決められてよかった。苦しい状況が続いていた中で、こういったものを見せるのが自分の責任と感じていた合流して1ヵ月半くらいになるけど、それを示せてよかった」

 

 

MF 25 吉尾 海夏

「普段のボランチよりも自分が攻撃に関わっていくことを意識してプレーした。ナムが落ちてきてくれて相手のマークを外しながらゲームを進められた。アシストという形を残せてホッとしている。VARでの取り消しはもちろんショックもあったけど、やるしかない。そこまでいけているのは事実としてあったし、いい感触もあった。ただ、緊張して早めに足を攣ってしまったのは反省。

 

 

 

ヨコエク

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