「ミカのクロスが良くて、触るだけ」(下平)・「新潟の最後は右SBをやっていた」(三門)・「素晴らしくインテンシティの高いゲーム」(モンバエルツ) +喜田・伊藤他[柏戦後コメント]<無料>
【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ 監督
「今日はとても素晴らしくインテンシティの高いゲームだったと思う。両チームともにしっかりゲームを組み立てて、自分たちのプレーをしよう、サッカーをしようとした中で、最終的に我々がボールをキープできたと思うし、結果がついてきた。今日は良いボールの奪い方ができた。そして柏に彼らのプレーをさせなかった。そしてそこから、より縦に速く、タッチ数を減らして、連動して縦に素早く攻めるというところが開幕当初よりも向上し、改善できていると思う。(三門を右SBにスライドさせた狙いは?)今週のトレーニングから、三門を右サイドで使うという練習をしてきた。小林は少しけがをしていたので、いくつかのオプションを持っていこうということで準備をしていた。三門はとても運動量があるので、その運動量を生かして攻撃をより活性化してくれるだろうという期待のもとに、あの位置にした。(今日の守備は柏用か?)守備に関しては特に柏用ということではなくて、我々の前線の二人の守備がとても重要で、機能した。これを今後も続けていきたいと思す。そして今日の勝利を呼び寄せた理由としては、攻撃のときに奪ったボールをしっかりとキープして前に運ぶというところが良くなってきたこと。そこが今日の結果につながってくれたと思う。(清水戦同様に伊藤が入って攻撃が活性化したように見えたが)これは選手にも言っていることだが、やはり試合は18人で戦うということ。そして、もし伊藤を最初から使っていたとすると、ゲームの最後のところで彼はかなりエネルギーを消耗した状態になるが、相手が疲れてきたところで彼を投入することによってゲームを活性化することができる。ポストに当たったシュートもあったし、ゲームの最後の時間に彼がフレッシュな状態でチャンスを作り出すことを期待していた」
DF 23 下平 匠
「ミカ(三門)のクロスが良くて、触るだけという感じのゴールだった。ほとんどミカのゴール。最初、(齋藤)学がシュートを打つかなと思っていて、その時点で自分はオフサイドポジションにいた。学がミカにパスを出したとき、ミカと横並びになったのでオフサイドはないなと思った。うまく相手のマークを外すことができた。去年は逆転勝利の回数が少なかったと思う。失点ゼロで勝つのが一番だけど、2点取り返して逆転できたのは大きい。失点場面は高い位置に行っていて、そこからやり直そうとしてミスからボールを奪われた。全員が前がかりになっていたので、あそこはシュートかクロスで終わらないといけなかった」
FW 16 伊藤 翔
「ミカちゃん(三門)のボールが良かったし、いい感じで首を振れた。いろいろあるのは日常茶飯事なので、それに心を揺さぶられずにやってきたし、これからもそうでないといけない。これまでFWにゴールがなくて、DFの人たちに助けられてきた。僕たちFWにとっての仕事ができた。公式戦2連勝という流れがあったし、今日は大事な試合だった。とにかく逆転勝ちできて良かった。マリノスが柏と相性が悪いのは聞いていたけど、いつか勝つだろうと思っていた(笑)」
MF 6 三門 雄大
「新潟の最後は右SBをやっていた。SBをやるときはどれだけチャンスの場面で上がっていけるかを意識してやっている。ディフェンスはもちろん大事だけど、僕が上がることで相手のサイドを下げることもできるし、それが結果的にチームを助けることになる。1点目は(伊藤)翔が見えていて、うまくDFのマークを外して決めてくれた。2点目はとにかく速いボールを入れようと思った。(下平)匠がいるのは見えていたけど、誰かが決めてくれればいいと思ってボールを入れた」
DF 4 栗原 勇蔵
「ゲームの入りが良かった。エスパ戦では前半の入り方が悪かったので、そこを意識してできた。でも一つのミスからのピンチを決められてしまった。それで流れが変わる苦しい展開だったけど、後半に入ってからも点を取れそうな雰囲気はあった。(伊藤)翔が決めてくれて同点になって、2点目も取れそうな雰囲気があった。ウチは逆転勝ちが少ないチームだけど、こうやって勝てれば勢いがついていく」
MF 28 喜田 拓也
「トップ下のポジションだったけど、トップ下らしいプレーというよりも自分の良さをどんどん出そうと思っていた。そこはいつもと変わらずに試合に入れていたので、違和感なくできたという印象はある。守備でとにかく走って、ハードワークするという部分では、アデミウソンや後ろとも上手く連係して、相手も少し嫌がっていたかなという印象があった。攻撃では相手の間、間で受けて、ターンして前を向くという部分で、できたところと改善しないといけない部分もたくさんある」
MF 7 兵藤 慎剛
「同点ゴールの場面は、トラップした瞬間にミカ(三門)がオーバーラップしてくるのが見えて『助かる』と(笑)。2点目は(齋藤)学からボールを受けてそのままシュートを打とうと思ったけど、ボールが少し後ろに来た。だから学にリターンして、そこからミカのクロスにつながった。こうやって完全に崩した形でのゴールはなかなかない。チームとしても攻撃の幅が広がる。ただ、失点した場面はチームとしてやりきらないといけなかった」
DF 22 中澤 佑二
「前半はチームとして良い入り方ができて、選手が気持ち良くなって攻撃のことしか考えなくなってしまった。そこでミスが起きて、カウンターから失点したのはチームとして反省しないといけない。攻めながらも守りの準備をしないとダメ。自分としてはレアンドロに対して滑るかどうか迷ったので、そこも問題だった。ただ、苦手にしていたレイソルに対してアウェイで勝てたのは自信になる。前からプレッシャーをかけることもできたし、これはチームとして続けていかないといけない」