「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

悲観する必要のない勝ち点1に、負傷交代した西村の言葉が響く。 「もったいない試合。マリノスでやる以上、勝ち以外いらない」 [J20節 名古屋戦レビュー]

 

 

構築していった信頼関係が結実

 

マテウス・カストロの無回転ミドルが飛んできた。一森純はひとつずつの動作を丁寧に行うことだけに集中した。

「ブレ球が飛んできた。まず後ろにボールを行かせないように面を作って、こぼすとしても前にこぼして、しっかりキャッチする。そこに集中していた」

 

 

狙い通りのプレーで相手にセカンドチャンスを与えず、立ち上がってルックアップすると、背番号7の動き出しが視界に飛び込んできた。

「顔を上げたらエウベルが走っていて、湘南戦のイメージもあった。ピンポイントで狙うというよりはアバウトで。力んでしまうので」

 

 

渾身の低弾道フィードはセンターサークル内でワンバウンドし、名古屋守備陣を切り裂いて最前線のスペースへ。ボールに追いついたエウベルはGKランゲラックと1対1の状況を作り出し、右にかわして無人のゴールへ流し込んだ。

一森に聞くと、ファインゴールの背景には、ある“予言”があったという。

「エウベルは『今シーズン中にアシストをつけるよ』と言ってくれていた。意外と早くきた。いつもどこにスペースがあるか考えながらやっていて、とにかく低いボールを蹴ろうと思った」

 

 

GKとして初めて経験するアシストは、練習や試合を重ねる中で生まれる信頼関係があったからこそ。そして指揮官もアシストを含む背番号1のパフォーマンスを絶賛した。

 

ヨコエク

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