「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

特別な相手から勝ち点3を奪取し、今季初の3連勝へ。 旧交を温めるのも、エールを交換するのも、すべては試合後だ [J16節 FC東京戦プレビュー]

 

今度こそ3連勝を目指して

 

ここまで9勝3分3敗と順調に勝ち点を積み上げている。優勝した昨季の同じタイミングを振り返ると8勝4分3敗。わずかながら今季のほうが良いペースということになる。

一度も連敗していないのも素晴らしい。タイトルを争うチームに連続黒星は許されない。敗れた次の試合に必ず勝っているのは、リバウンドメンタリティを発揮できている証左と言えるだろう。

 

 

気になる点を挙げるとすれば、連勝が少ないこと。ここまで2連勝が3回あるものの3連勝はない。昨季は5月の終わりから7月頭にかけて怒涛の6連勝。2019年を振り返っても、最終盤を7連勝で駆け抜けてゴールテープを先頭で切った。

そろそろ2連勝以上がほしいタイミングか。勝てば勝つほどチームは波に乗り、テンションやモチベーションも上がっていく。結果がすべてではないが、結果がメンタルに及ぼす影響が大きいのも事実。勝敗を無視して次に進むことなどできない。

 

 

3連勝を目指してFC東京戦へ。連勝中のチームに大きく手を触れる必要はない。先発変更があるとすれば、右サイドバックか。

前節は松原健が出場停止だったため、上島拓巳が起用された。背番号15はシンプルプレーに徹し、新たな右サイドバック像を築きつつある。好パフォーマンスを評価するならば、継続先発の可能性も考えられる。

 

 

実績や経緯を踏まえると、松原の先発復帰も十分に視野に入る。彼にとって好都合だったのは先週のミッドウィークにルヴァン杯札幌戦があったこと。「コンディション的にルヴァンカップの札幌戦に出してもらえてありがたかった」。その試合では珍しいヘディングゴールも決め、意気揚々とこの一戦に臨めそうだ。

 

 

あるいは山根陸という選択肢も、あるにはある。ただ、U-20日本代表の一員としてアルゼンチンで激闘を繰り広げ、帰国したばかり。コンディション万全とはいかないだろう。あってもベンチスタートと予想したい。

 

 

仲川輝人という存在

 

さて、この一戦はどうしても意識せざるをえない選手が対戦相手にいる。すでに各種メディアで多数取り上げられているように、注目度はものすごく高い。ヨコハマ・エクスプレスでは昨日、松原のコラムを掲載したが、ここでは違った角度から彼を見ている選手の言葉を引用したい。

 

 

ヨコエク

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