出場停止明けで充電満タンの背番号27。 盟友との再会を懐かしむのは試合が終わってからだ
盟友との再会は、敵地のピッチだ。
「対戦するのは違和感のほうが大きいけど、遅かれ早かれこの日が来ることはわかっていた」
松原健と仲川輝人が異なるユニフォームを着て、同じグラウンドでしのぎを削る。マリノスを長く応援してきたファンやサポーターであればあるほど、複雑な感情に苛まれるのは想像に難くない。
ふたりの出会いは、松原がマリノスに移籍加入した2017年。ただ、当時の仲川は長期離脱からの復調途上で苦しい時間を過ごし、コンスタントに試合出場できていなかった。
距離を一気に縮めたのは2018年以降か。シーズン途中からレギュラーポジションを獲得した仲川は、松原のパスという援護射撃を得て、輝く。前方で動き出す同級生アタッカーの存在によって価値を高めたのは松原も同じだった。
「僕がボールを持った時、いつもいてほしいところにいてくれるのがテルで、そこに蹴りたいなというエリアに走ってくれるのがテルだった」
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