「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

飯倉大樹の負傷もあり、ゴールマウスには再び一森純。 先発は前節のメンバーが基本線になる [J15節 福岡戦プレビュー]

 

ユニ付きチケットのホームゲームで出航

 

クラブは明日の一戦を『横浜F・マリノスWelcome Day』と題し、さまざまな取り組みを行っている。

目玉は「ユニフォーム付きチケット」で、毎年好評の企画だ。今回のテーマは『出航』。Jリーグ王者としてアジアの戦いに挑むように、常に世界に向かって進み続けるチームの姿勢を船の軌跡で表現。水面が美しく揺らぐ情景をグラフィカルがデザインされている。

 

 

その試合に臨むメンバーに注目が集まる。

水曜日のルヴァンカップ札幌戦は、いくつかの理由からメンバーを大幅に入れ替えて臨んだ。リーグ戦で出場機会に恵まれていない選手にプレータイムを確保すること、グループステージ勝ち上がりを決めていること、さらにアウェイゲームのナイター試合で負担が大きいことも考慮。そして、中3日でアビスパ福岡とのリーグ戦を控えているのが最大の理由だった。

福岡戦の先発は前節のガンバ大阪戦のメンバーが基本線だ。その試合、期限付き移籍加入した一森純は契約の都合で出場できず、先発したのはベテランの飯倉大樹だった。しかし、その飯倉は札幌戦の開始直後に右膝を負傷。全治2ヵ月の負傷で戦線離脱してしまう。

 

 

マリノスのゴールマウスは再び一森に託される。スタイルフィットに時間がかかっているのは、チーム全体が試行錯誤している影響も少なからずあるだろう。サイドバックのポジショニングをはじめとするビルドアップ方式に工夫を加えており、それによってGKの役割も微妙に変化している。

 

 

それでも指揮官は一森へ絶大な信頼を寄せている。かつてはパク・イルギュや高丘陽平も試合を重ねるごとに成長し、必要不可欠な存在として優勝の立役者となった。一森に期待されるのは、それと同じ道筋だろう。

アバウトなボールも多い福岡を相手に、高い集中力と明確な判断が求められる。被クロスボールも多くなることが予想されるだけに、背番号1にとって忙しい試合になりそうだ。

 

 

 

苦しい台所事情を総合力で乗り切れ

 

GK以外で選手の入れ替えがあるのは右サイドバックだ。

 

ヨコエク

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