山根陸は次のステージを目指し、日々研鑚を積む。 厳しい戦いの先に待っているのは、一皮むけた自分自身だ
山根陸にとって久しぶりの公式戦のピッチは、U-20日本代表が世代別ワールドカップの出場権を賭けた、しびれるような“本番”だった。
「一瞬でも気を抜けばやられてしまう厳しさがあった。出場権がかかった準々決勝のヨルダン戦は、ワールドカップに出なければいけないという緊張感や雰囲気があった」
U-17ワールドカップを経験していないこの世代にとって、世界大会出場の権利は将来の日本代表強化において絶対に譲れなかった。まさしく日本サッカーの命運をかけた大一番。特に決勝トーナメントに入ってからの一発勝負は本当の意味で『絶対に負けられない戦い』である。
「なかなか経験できるものではなかったし、その試合に勝てたことは自信になった。本当に濃い時間になったし、チームとしても個人としてもワールドカップに向けて良い積み上げになった」
ヨルダンに勝利してU-20W杯出場権獲得という最低目標を手にしたが、準決勝のイラク戦で敗れてしまう。一定の結果と収穫を手にする一方で、置かれている現在地も突き付けられた。本番は5月と、時間がない。このチームの中心選手でもある山根には、さらなる成長が求められる。
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