「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

高丘陽平のバンクーバー・ホワイトキャップス完全移籍が決定的に。 この時期の急転直下はショックが大きく、タイミングとポジションがあまりにもイレギュラー過ぎた

 

マリノスのGK高丘陽平(26)がメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスへ完全移籍することが3日、決定的となった。高丘はすでにチームを離脱しており、近日中に渡米してメディカルチェックを受けたのちに正式契約を結ぶ流れとなる。

 

 

移籍先のリーグが同じMLSでも、ちょうど1年前のチアゴ・マルチンスの件とは種類が異なる。チアゴは年末の時点からニューヨーク・シティFCへの移籍を熱望。クラブ間交渉も含めて話が進んだのは1月の新チーム始動後だった。正式発表こそ2月にもつれ込んだもののクラブとして有事に備える時間的猶予があり、結果としてチアゴの離脱発表同日にエドゥアルド獲得という離れ業をやってのけた。

 

 

今回の場合、高丘は12月上旬の時点で一度はホワイトキャップスからの獲得打診に否定的な姿勢を示した。その後、さらなるステップアップを目指して行き先を欧州クラブに絞り、移籍の可能性を探ってきた。

クラブ側も本人の今後のキャリアを考えて誠意を持って話し合いを進め、戦力を大きく落とすことなく送り出す術を模索した。だが冬のタイミングで高丘にとって満足なオファーは届かず、今夏以降の移籍を見据える方向性をクラブと共有。1月7日に2023シーズンの契約更新を発表した。

 

 

本人の態度が大きく変わったのはチーム始動後のこと。

 

ヨコエク

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