「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「もちろん中心としてやっていかないといけないと思っている」と渡辺皓太。 自身の出来がチームの結果に直結するような、そんな影響力を持つ選手に

 

背番号6になって2シーズン目を迎える。昨季終盤のハイパフォーマンスは記憶に新しく、秘めたるポテンシャルがようやく本格化したかに思えた。

 

 

 

ただし宮崎キャンプ中に公開された2つの練習試合では、正直おとなしい出来だった。隣にいる藤田譲瑠チマの甲高い声ばかりが響く中、動きもどこか遠慮がちに見えた。オフ明けのコンディションやボールフィーリングを確かめていたのかもしれないが、期待値の高さが周囲を納得させてくれない。

 

 

一方で、フィジカルには変化の兆しも。腰回りが分厚くなった印象で、これはオフ期間中に「筋トレをメインにやった。走りよりも筋トレを多くやった。体作りが大事だなと思っていて、よりパワーアップしたかった」という狙いが少しずつシルエットの変化となって表れているのかもしれない。

 

 

文字通りのパワーアップとともに、シーズンフル稼働を今季のテーマに掲げている。「去年は開幕してすぐにケガをしてしまったので、ケガをしないためにも筋トレを続けていくちょっとずつでもいいので積み重ねていきたい」。目先の実利ばかりを求めるのではなく、コツコツと努力を重ねていく考えだ。

 

 

19年夏に加入し、3年半が経過した。シーズンで言うと、早くも5シーズン目を迎えた今季。ここまでは『三歩進んで二歩下がる』を繰り返してきた印象で、前進と後退が交互に訪れた。なかなか右肩上がりとはいかない中で、だからこそ課題は明確になっている。

 

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