「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

大卒ルーキーの村上悠緋がまさかのポジションで開幕スタメンを目指す。 その過程はプロキャリアにおける財産であり、血肉になっていく

 

想像できなかったサプライズ起用だ。大卒ルーキーの村上悠緋が不慣れなポジションで一生懸命の汗を流している。

宮崎キャンプが始まってして以来、彼のポジションは右サイドバックに移った。小池龍太が練習中の負傷で長期離脱を余儀なくされ、松原健はようやくグラウンドでのトレーニングを再開したばかり。ユース時代まで右サイドバックが主戦場だった木村卓斗もリハビリ中だ。

 

 

編成時点で特に不安を抱えていなかった右サイドバックがいきなり空席になったことで、村上に出番が訪れた。

 

 

紅白戦を行う場合、ピッチに立てるのは22人だけ。23番目以降の選手はピッチの外で体を温めながら、頭のなかでイメージを作りながら、でも結局は戦況を見守るしかない。メンバーを入れ替えて2本目、3本目が実施するならいいが、ない場合はアピールの機会すら与えられない。

 

 

新卒選手にとって紅白戦出場はプロとしての第一関門。最初に目指す舞台といっても過言ではない。ユース選手の練習参加や大学生の練習参加があったとはいえ、今キャンプで右サイドバックとして最も長くプレーしたのは間違いなく村上だった。

 

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