「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ゴールという結果でアピールに成功したのが村上悠緋だ。 不慣れな右サイドバックで奮闘し、徐々に質を高めていっている [宮崎キャンプレポート10日目 (練習試合ツエーゲン金沢戦) ]

 

ツエーゲン金沢に5得点快勝だ。

マリノスが30分×4本の練習試合を行い、J2の金沢を一蹴した。試合は主に1~2本目に出場するグループと3~4本目に出場するグループに分かれ、多くの選手が60分間プレー。ゲーム体力を養う狙いもしっかり完遂し、徐々にフィジカルコンディションが上がっていることを印象付けた。

 

 

ひと際目を引いたのは、1本目に登場したアンデルソン・ロペスの好調ぶり。ヴェルスパ大分に続いて、この日は2ゴールと気を吐いた。いずれの得点も西村拓真からのラストパスを受けてのフィニッシュで、宮崎の地で頼もしいホットラインが開通した。充実の時間を過ごし「Jリーグの得点王を狙っている」と強気の宣言も飛び出した。

 

 

アシスト役に回った西村も結果だけ見れば文句なしだろう。しかしながら本人は「正直言って、物足りないところを感じているし、もっと強度を上げていかないといけない。本当にまだまだ全然足りていない」と首を横に振る。高い理想を追い求め続けることで、今季も大活躍する予感が漂っている。

 

 

反対に、守備面ではチームとして不安をのぞかせる場面も。それが表面化したのは2本面で、畠中槙之輔と白坂楓馬が自陣エリア付近で相手の決定機を阻止するファウルを犯した。公式戦ならば一発退場になっても不思議ではないプレーだったたけに、彼らだけの問題にするのではなく、チーム全体で守備をオーガナイズしていく必要がありそうだ。

 

 

3本目からはフィールドプレーヤーを総入れ替え。ゴールという結果でアピールに成功したのが村上悠緋だ。

 

(残り 660文字/全文: 1363文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ