「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「自分がジュニアユースの時はみなとみらいにマリノスタウンがあって、すぐ隣でトップチームの選手が練習していまいた。それを間近で見て、ずっとカッコイイなと憧れていました」 [榊原彗悟インタビュー]

【榊原彗悟選手インタビュー】

実施日:1月21日(土)

インタビュー・文:藤井 雅彦

 

 

「横浜F・マリノスは僕にとって憧れです」

榊原彗悟は一切の迷いなく言い切る。

4年前、ユースからトップチームに昇格できなかった。

悔しさを無駄にせず、糧にした。

雪国で心身を鍛え上げ、ついに勝ち取ったトリコロールのユニフォーム。

回り道したかもしれないが、遠回りではなく必要な時間だったと思えるのは、充実の4年間を過ごしたから。

練習試合を終えた直後の榊原に話を聞いた。

 

 

 

(練習試合は)隣に喜田くんがいて、気遣って声をかけてくれました。でも自分の中では30点くらいの内容だったと思います。

 

――宮崎キャンプの前半が終わりました。期待と不安が入り混じってのスタートだったと思いますが、ここまで楽しめていますか?

「しっかり楽しめています。緊張している部分もまだ少しありますが、周りの先輩方は皆さん優しいので、楽しくサッカーをやらせてもらっています。すごく充実した毎日です」

 

 

 

――キャンプ地は素晴らしい環境と施設だと思います。練習以外の時間はどのように過ごしているのですか?

「終わってすぐにトレーニング映像を見直して、自分のプレーを客観的に考えるようにしています。いくつか良いシーンもありますが、まだまだミスや修正点のほうが多い。でもネガティブになるのではなく、もっと成長できるなと実感しています」

 

――では、リラックスする時の過ごし方は?

「自分はyoutubeで『レイクレ(Lazy Lie Crazy)』という5人組ユーチューバーの動画を視聴したり、あとはNetflixで去年から『ONE PIECE』を第1話から見直しています」

 

 

――トレーニングのひとコマずつは時間こそ短いですが、強度が高く、密度が濃い印象です。

「たしかに時間は短いですが、とにかく強度が高い。疲労度はこれまでのサッカー人生のトレーニングで一番大きいです。コンパクトだけど中身のある練習で、考えてプレーしないとレベルの高いグループの中で自分だけ浮いてしまいます。頭もすごく使うので、脳の部分も疲れてしまいます」

 

 

 

――疲れてよく眠れるのでは?

「そうですね(笑)。疲れているので22時過ぎには寝てしまいます。朝は6時過ぎから6時半頃に起きて、本当にサッカーだけに集中できる素晴らしい時間を過ごせています」

 

 

――同じピッチでプレーして、すごさを感じる選手はいましたか?

「素晴らしい選手ばかりですが、特に感じたのは喜田くんです。人間性やキャプテンシーももちろんですが、プレー面でも止める・蹴るの基礎的な部分から守備の対応、運動量のところなどすべてにおいてレベルが高い。背格好は自分とあまり変わらないのに強さもありますし、対峙していて嫌だなと感じました」

 

 

――21日のヴェルスパ大分戦ではその喜田拓也選手とダブルボランチを組んで出場しました。今季初の対外試合を終えた感想を聞かせてください。

「守備の部分でいくつかの場面では高い強度でプレーできましたけど、簡単なボールロストがあったのは反省点です。自分は攻撃的な選手なのでもっとボールに絡み続けたかったですし、自分の中では30点くらいの内容だったと思います」

 

 

 

――自然体でプレーしていたように見えました。

「緊張はありましたけど、思い切ってプレーしようと思っていました。隣に喜田くんがいて、気遣って声をかけてくれたおかげです。攻撃は『好きなことをしていいよ』と言ってくれたので、自分のイメージを大切にしました。守備の時はお互いを見ながら2人で前へ出ないことを意識しました」

 

 

 

――試合前日の練習からボランチでプレーしていました。ボランチというポジションに取り組む時の心構えは?

「ラインメール青森に所属していた2021シーズンの途中からはボランチで出場する試合も多かったので、求められている役割はある程度理解できているつもりです。でも自分が勝負したいトップ下とは求められる部分が変わってくるので、そこは違いをもっと上手く表現しなければいけないと思っています。ポジションの幅を広げるという意味で前向きに取り組んでいます」

 

 

――試合途中から右ウイングでもプレーしました。異なる要素を求められると思いますが、こちらのポジションでの手ごたえは?

「自分はスピードで勝負するタイプではないので、トップ下やボランチと関わり合って、サイドバックを上手く生かしたいと考えていました。ウイングに入る場合は中継役になることを求められていると思いますが、F・マリノスのウイングはタッチライン際に張ることも多い。あまり慣れていない感覚でしたが、初めてプレーしたわりにはまずまずだったのかなと」

 

 

 

――「トップ下で勝負したい」という思いをどのようにプレーで表現していきますか?

 

 

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