2023.01.14

「自分の特徴がJ1のチームでフィットするのはマリノスだと思っていた」(井上健太) 「チャンピオンチームで試合に出て活躍すれば(世代別代表に)選ばれると思う」(植中朝日) 他 [新体制発表会コメント]

2023年01月14日 19時00分　
カテゴリ：新体制発表会

[コメント]

ケヴィンマスカット　監督

――少し迫力に欠ける補強に感じるが、監督の考えは？

「若い選手、経験がそこまでない選手を獲得したというのはある。ほかの選手にチャンスを与えていきたいというのもあるし、経験がなくても成長して良い選手になる部分もあると思っている」

――昨季は選手をローテーションさせながら戦っていた。そこであまり出場機会がなかった選手や若い選手のポテンシャルに期待しているということか？

「昨シーズンは終わったことで、その経験は生かさないといけない。ローテーションという言葉はあまり好きではないが、能力以上に全員が同じレベルで、基準がしっかりできていることが大事かなと思う。自分たちが目標としているのは、全選手がイーブンでいること。そこで準備している選手をどんどん使っていきたい。経験のない選手が目立つかもしれないが、去年の優勝を経験した選手との融合は興味深いし、楽しみにしている」

――補強はこれで十分という認識でいいのか？

「今のところ、ここで一旦落ち着いたというのはある。でも今後何が起こるかは分からない」

――限られたバジェットで2連覇を期待されていると思う。それを強化部としっかり擦り合わせた上で今季を戦っていくのか？

「自分たちが目標としているのは、成長していくという部分が大切になる。一人ひとりの責任感もそうだし、それを与えていくこと。成長するためには現状に満足したらそこで止まってしまう。それを外してからどうやって日々成長させていくか。藤田にしろ渡辺にしろ、その位置にいる選手をどうやって引き上げていくか。もう少し下だと山根がいて、ここで満足することなくもっともっとできると思う。さらに経験のない選手はやっていくしかないので、満足することなく自分をどこへ持っていけるかを意識させたい」

――チームを成長させるのがひとつのテーマだと思うが、その上でどこを目指していくという部分をクラブとコミットしている部分はあるのか？

「自分はシーズン最後にどうなっているか、ゴールを掲げることはしてきていない。目の前にあることをターゲットにして成長させていく。それを積み重ねていくことで到達すると思っている。今シーズンも目の前の試合なのか、あるいはキャンプと向き合って、マリノスのアイデンティティをどれだけ上げていけるかを大切に考えている」

――Jリーグの歴史を振り返っても連覇は非常に難しい。監督個人の経験も踏まえて、優勝した直後のシーズンに生かせることは？

「連覇がすごく難しいことは分かっている。間違ってとらえてほしくないが、連覇に重点や最終的な目標は置いていない。目の前のことを常に考えていて、選手たちにも初日から『シーズンのスタートは開幕戦でもないし次の試合でもなくて、今日からシーズンはスタートしている』ということ。日々集中してやっていくことが大切で、それを積み重ねていくことで大きな結果につながる。目の前のことに集中して、成長していきたい」

――今日の練習を途中で切り上げたエドゥアルドや、リハビリ中の宮市、井上、木村の4選手の状態は？

「エドゥアルドに関しては小さな違和感があるというだけ。オフシーズンに体調不良になったり、ほかの選手より遅れを取っているかもしれないが、大きな問題はないと思っている。ほかの3人は手術を受けたりしていたが、復帰に向けて順調に進んでいる。予定よりも早い形で復帰に向かっているし、1日でも早く合流できるようにやってくれている」

GK 31 白坂楓馬

「（マリノスはどんな存在だった？）普段あまりJリーグの試合は見ないけど、唯一マリノスだけは高校、大学、JFL時代、そして鹿児島にいる時も常に見ていたし、移籍情報も日々チェックしていた。自分にとっては中学時代に拾ってもらって土台を作ってもらったチームなので、マリノスだけは追いかけていた。

（マリノスのプレースタイルについては？）マリノスのGKに求められるものはほかのチームと比べてたくさんあるし、ここに帰ってきて対応できるかは選手として大事な部分。飯倉選手やパギ選手、高丘選手の映像を見ながら、自分が置かれている環境で何ができるかを常に考えながらやってきた。感覚としては自分が思っていたよりも、もっとこうしなければいけない、という部分のほうが多い。自分の基準をマリノスに合わせていかなければいけないとここ数日で感じている。基礎的な技術もそうだけど、すべてがハイレベル。ここを意識してJ3時代もやってきたけど、帰ってきてあらためてすごさを実感している。これから始まるキャンプでもっと詰めていきたい」

DF 15 上島拓巳

「（センターバックを務めていた岩田選手が移籍した。意識する部分と今後の課題は？）昨年の岩田選手のパフォーマンスは本当に素晴らしいものがあって、質と強度でマリノスのサッカーを体現している選手と感じた。自分自身、質と強度はまだまだ足りない部分で、それは練習中でも感じている。まずは岩田選手のような質と強度を自分に求めていきたい。