後任監督が引き継ぐ「基盤」 -樋口監督退任後を考える (藤井雅彦) -2,197文字-
前号の最後に「これは前へ進むための大きな一歩」と記した。その意味をはき違えてもらっては困る。進み方はたくさんある中で、嘉悦朗社長はこう語っている。
「今年の結果がすべてではないけれど、スタイルの構築をもう一段階上げるために新しい風が必要ということ。彼が5年間で作ってくれた基盤を生かさなければいけない。だから新しい体制を考えるときも、やりたいサッカーを継続してもらうことが前提になる。マリノスとしてのサッカーを構築し、継続していく。成長のためにそういう時期に来ているということです」
つまりは継続路線である。まったく違う一歩を踏み出すという意味ではない。その意向に沿った監督と交渉し、後任に据えるという意味だ。
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