FC東京移籍の仲川輝人とは「もちろんマッチアップしたい」。 小池龍太はこれからもトリコロールを身にまとい、マリノス愛を表現していく
右サイドバックの主力としてリーグ戦26試合に出場した。うち24試合に先発し、出場時間2,160分はフィールドプレーヤーでは岩田智輝に次ぐ2番目に長い数字だ。特筆すべきは途中交代の少なさで、わずか3試合のみ。チームにおける重要度とケヴィン・マスカット監督の重用ぶりを端的に示すデータだ。
右だけでなく左のサイドバックも器用にこなし、ボランチにコンバートされればビューティフルゴールを決める。献身性と自己犠牲を体現した男は目に見える結果で進化を示し、マリノスに欠かせない選手に昇華した。ベストイレブン選出も納得のパフォーマンスである。
しかしながら小池龍太は満足しない。
「出られる試合ではすべてマリノスのために戦ったつもり。チームとしてタイトルを獲れたこと、この賞をいただけたことを光栄に思う。ただ個人的にケガがあって、その後は自分のパフォーマンスは落ちたと思うし、それがなければもっといいシーズンを過ごせたかなと思っている」
喜び半分、悔しさ半分、といったところか。
本人の言葉にもあるように、シーズン終盤に負傷した。程度は軽くなかった。責任感の強さから体に鞭を打って早く復帰し、最終盤は先発出場を続けた。試合後は歩くことさえままならないほど、ボロボロだった。
だからローマとの親善試合に先発出場したのは、ある意味でサプライズだった。63分までピッチに立ち、攻守両面で高い強度を表現。状態が良くなっていなければできない芸当だった。
試合後は安どの表情を浮かべていた。
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