「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

毎日の練習でグラウンドに一番乗りするのはいつも岩田智輝。 誰よりも大きな体が、トリコロールの勇猛果敢を支えた [岩田智輝 Jリーグ最優秀選手賞受賞]

 

今年のJリーグの顔は岩田智輝だ。

2022Jリーグアウォーズが開催され、最優秀選手賞に選出された。

 

 

異論を唱える者はいないだろう。所属選手全員がチームのためにプレーしてきたマリノスにおいて、フィールドプレーヤーで最も多い32試合に出場し、最も長い2,715分間プレーした。数字はひとつの材料でしかないとはいえ、チーム状況やコンディションにかかわらず必要とされていた証でもある。

一言でフィジカルの強さといっても、さまざまなタイプと人がいる。彼が特に優れている点はケガへの耐性で、連勤でもコンディションを保ったまま高いパフォーマンスを発揮できる。そして積極果敢に体をぶつける激しいプレースタイルなのに、そもそもケガが少ない。

 

 

その岩田が痛みに耐えきれずに途中交代したのは5月7日の名古屋グランパス戦だった。左足がグラウンドに引っかかり、足首に決して軽くない程度の捻挫を負った。痛々しい姿でミックスゾーンに現れた姿は忘れられない。

 

 

ヨコエク

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