2022.11.05

「マリノスに戻ってくることなんて考えていなかったし、そのマリノスで優勝するとは夢にも思ってなかった。でも戻ってきたからにはマリノスを日本一にする気持ちでやってきた」(水沼宏太)他 [優勝コメント]

2022年11月05日 18時47分　
カテゴリ：レビュー • 選手コメント

[コメント]

ケヴィンマスカット　監督

「試合が終わったばかりで興奮冷めやらぬ中で振り返るのは難しいが、とにかくうれしい。Jリーグを獲ったことも、今日勝ったこともうれしい。何より、どのように勝ったか。攻撃的で自分たちのサッカーで勝って、全員でタイトルを獲った。選手たちを誇りに思う」

――クラブにとってこのタイトルはどのような意味を持つ？

「今夜と明日はこの喜びをおおいに楽しみたい。今後はそれから考えたい。今年はチャレンジし続けたシーズンで、選手に伝え続けたのは『小さな結果をどうつかむか』。これを積み重なったあとに頂点が見えてくると言い続けてきた。一つひとつ目の前にあるチャレンジで結果を残していく。こうして結果が出て喜ばしい。今日のような試合でも自分たちがやってきたことをピッチ上で表現し、歴史に残るタイトルをサポーターの皆さまと、そしてクラブとチームにもたらした。この優勝は歴史上に残るもので、忘れ去られることのない結果だと思う」

――今日も途中出場の選手が結果を残した。選手たちのマネジメントに成功したと思うが、グループとしてのモラルや献身性についてどのように働きかけた？

「自分たちが試合に行く選手とスタッフだけでなく、横浜から全員が集結して試合に臨んだ。お互いを尊重しているし、ケガをしてしまって今季の出場が難しくなった宮市も今日はしっかりいた。みんな試合に出たい。出られない選手に伝えなければいけないこともある。嘘偽りなく正直な部分を伝える。それを選手は理解し、次へ向かっていったと思う。一番上の水沼や最年少の山根がいて、その中でゲームに使う選手を選ばなければいけない。選手たちを誇りに思うし、最高の結果を掴んだと思う。試合に出る、出ないに関係なく全員で戦った」

――チームには苦しい時に立ち返る場所があったと思う。ゲームモデルを確立できたのか？そしてその意義は？

「自分はこのサッカーを理解して仕事を受けたし、このサッカーを信じている。このクラブがこの哲学を持ってやっていたことも知っている。自分がこの信じるサッカーをどのようにやっていくか。自分が仕事を受ける前からだいぶ仕上がっていたとみなさん思っているだろうが、とどまることなく成長していくこと、積み重ねていくことが大事。このサッカーはフィジカル的にも高いものが求められるし、メンタルも強いものが求められる。この試合でも18本から20本のシュートを打ったと思う。アウェイで難しい中でも結果を残したし、常日頃やってきた練習も変えることなくやってきた。それが自分たちのもたらした結果だと思うし、タイトルをもたらしたと思う」

――ようやく長いシーズンが終わり、これまで我慢してきたことで何かしたいこと、思うことは？

「1週間後、娘が結婚することになっている。結婚式があるので、それは自分にとって大事な行事だ。そして、少しすれば親善試合でローマとの試合がある。それが終わってようやくホッとできるのではないかなと思う。とにかく今言えるのは、強度高くやってきたことをやめることはない。このサッカーをもう一度やっていく、そして強いマリノスを見せていく。チャレンジングなシーズンがまた始まると思うので、連覇を目指してやっていく」