「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「みんなが『F・マリノスのために』という思いでやっている」(宮市亮)   優勝へ向けてのラストスパートが始まった #元気よく行こうぜトリコロールの勇者たち

 

FW宮市亮がJR新横浜駅をはじめとしたホームタウン内にある施設や企業で、29日浦和レッズ戦での“共闘”を呼び掛けた。

まずは新横浜駅構内に設置されているパタパタ順位表の前で新横浜駅駅長と熱いエールの交換。さらに駅構内の売店に足を運んで日頃からの感謝を伝えた。

 

 

続いて、新横浜駅から日産スタジアムへ向かう途中にある『F・マリノス通り』改め『トリコロールの勇者通り』でマリノスケと合流し、横浜信用金庫新横浜支店と新横浜ラーメン博物館を訪問。普段できない貴重な体験に「こういった企画に参加できてうれしい。ひとりでも多くの人が週末のスタジアムに来てくれるような環境作りを新横浜の方々と一緒にやっていきたい」と目を輝かせた。

 

 

宮市自身は7月27日の日韓戦で右膝前十字靭帯断裂の大ケガを負ったため、現在はリハビリに励んでいる。経過については「順調すぎて自分でビックリするくらい」と笑みをこぼし、異なる練習内容でも日々を全力で過ごすことで仲間にエネルギーを届けている。

 

 

今日の活動もその一環だ。「ピッチ外から横浜F・マリノスというチームを盛り上げることもできると思う。それにリハビリをする姿や手を抜かない姿はチームにも影響してくると思うので、自分自身にフォーカスしてやっている」と久しぶりのユニフォーム姿で闘志を前面に押し出した。

 

 

数日前、水沼宏太は「亮にシャーレを掲げさせたい」と熱く語っていた。それを伝えられた宮市は「素直にうれしいけど」と前置きした上で、あくまでもマリノスの一員として戦う覚悟を示す。

「『宮市のために』というよりも、みんながそれぞれの思いを持って戦ってきたシーズンだと思う。みんなが『F・マリノスのために』という思いでやっている」

 

 

クラブは週末の浦和戦を『THE BIG FINAL』と銘打ち、5万人以上の集客を目指している。“元気よく行こうぜ、トリコロールの勇者たち”を合言葉に、優勝へ向けてのラストスパートが始まった。

 

tags: 宮市亮

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ