「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

松原健がオフ明けの今日から全体練習に合流。 「チームの助けになりたい。責任を持ってプレーしないといけない」 [練習レポート]

 

練習グラウンドにショーン・オントンヘッドコーチの声が高らかに響き渡る。

「ナイス! ケニー!!」

 松原健がオフ明けの今日から全体練習に合流した。名古屋グランパス戦前の中断期間中に接触プレーで負傷。一時的に別メニュー調整となったが、順調に回復してフルメニューをこなせるようになった。

 

 

試合メンバーから外れた2試合は小池龍太が右サイドバックとして先発した。しかし、こちらも負傷明けで万全のコンディションのため途中交代が続いている。練習後も試合後も入念にケアを行っている小池龍は「なかなか難しい状況だけど、やらなければいけないのが僕自身の役割だと思っている。自分の足がどうなるか分からないけど、今は我慢しなければいけないタイミングだと思う」と決意を口にしていた。

 

 

一方の松原も「もう大丈夫。一度やると決めたら、ピッチに立つ上で中途半端なプレーはできない。自分で決めたのであればやり切る」と腹を括っている。トレーニングをすべて消化できているのだから、これまでの流れから試合に臨むメンバー18人の候補になるのは当然だ。

 

 

名古屋戦前まで今季は全試合でメンバー入りしていた背番号27。久しぶりにスタンド観戦となった前節のガンバ大阪戦でひとつの思いが胸を去来した。

「このピッチに立つのは簡単なものではないし、すごく特別なものだなと再確認できた。ピッチに立つ11人は出ていないメンバーの気持ちも背負って、責任を持ってプレーしないといけない」

 限られた人間にしかできないことがある。その使命感が今の松原を衝き動かしているのだろう。

 

ヨコエク

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