「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「現在のマリノスの順位は堂々の1位。独断と偏見で5試合を展望していきます。ラストスパートに向けてテンションを高めましょう」[下平匠の「匠の視点」特別寄稿vo.2]

匠の視点[特別寄稿vo.2]

構成:藤井 雅彦

 

 

ヨコハマ・エクスプレスで定期的にコラムを執筆している下平匠氏が、残り5試合に向けてのオリジナルプレビューを寄稿してくれた。

現役選手ならではの視点、OBだからこその愛、そしてウィットに富んだ表現とボキャブラリー。

優勝が決まるのはいったいどの試合なのか。

下平匠が独自の視点で運命のラスト5を占う。

 

 

ヨコハマ・エクスプレスをご覧になっているみなさん、こんにちは。南葛SC所属の下平匠です。

少し肌寒くなってきました。季節の変わり目なので体調管理には十分気をつけてください。衣替えも忘れずに。

リーグ戦も残すところ5試合。現在のマリノスの順位は堂々の1位。今年の秋は、収穫の秋にしたいですね。

そこで今回は、僕の独断と偏見で5試合を展望していきます。Vロードを駆け抜けるためのポイントをみなさんと共有しながら、ラストスパートに向けてテンションを高めましょう。

 

①10月1日(土)第31節 vs名古屋グランパス @豊田ス 16時KO

中断明け初戦は名古屋グランパス戦です。

この試合の見どころはズバリ、中盤の攻防です。

名古屋はレオ・シルバ選手や稲垣祥選手、マリノスには喜田拓也選手や藤田譲瑠チマ選手など、それぞれのチームにボール奪取能力の高い選手がいます。激しいせめぎ合いが予想されますが、そこでしっかりボールを握ることができれば相対的に守備の時間が減ります。

 

 

名古屋の前線にはスピードを武器とする永井謙佑選手やマテウス・カストロ選手がいて、彼らはディフェンスラインの背後をどんどん狙ってくるでしょう。その特徴を出させないためにも、中盤でしっかりボールを保持することが大切です。

ミドルエリアで主導権を握ることで、相手のストロングポイントを消せる。自ずとマリノスが勝利に近づく展開を作れるでしょうし、今季は分が悪いアウェイゲームでも勝ち点3を手繰り寄せられるはずです。

 

②10月8日(土)第32節 vsガンバ大阪 @日産ス 14時KO

続いては、僕の古巣でもあるガンバ大阪戦です。

 

ヨコエク

(残り 1962文字/全文: 2855文字)

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