マルコス・ジュニオールにやってもらわなければならない局面 みなぎる気合いをプレーで表現する [J26節 京都戦プレビュー]
チーム全体で西村拓真の穴を埋める
10日のアビスパ福岡戦で負傷交代した西村拓真が左足関節外側じん帯損傷で全治4~6週と診断された。決して軽傷ではなかったが、骨に異常がなかったのは不幸中の幸い。受傷した日から計算すると、現実的な復帰目標は10月29日の浦和レッズ戦か。残り2試合と大詰めを迎えた場面での帰還を目指すことになりそうだ。
そのタイミングを良い状況で迎えるために、まずは明日の京都サンガF.C.とのアウェイゲームが大切になる。次が18日の北海道コンサドーレ札幌戦で、10月に入ってからも3試合を消化したのちに、前述した浦和戦がある。まだまだ先は長い。西村の離脱でトーンダウンすることなく、チーム全体で穴を埋めたい。
真っ先に期待がかかるのは、やはりマルコス・ジュニオールだ。直近2試合は外国人枠の関係でメンバーからも外れているものの、コンディションの問題ではない。むしろ気合いは十分すぎるほどみなぎっているはず。当然のスタメン起用と予想したい。
代わりにメンバーから外れる外国籍選手は、現状ではヤン・マテウスか。2試合連続ゴール中の主砲アンデルソン・ロペス、局面打開に優れるエウベル、守備の要になりつつあるエドゥアルド、そして西村不在によってさらに存在価値が増すストライカーのレオ・セアラ。この4選手を外すことは考えにくい。
ヤン・マテウス個人のパフォーマンスが問題なのではなく、チーム編成の都合によるところが大きい。例えばヤン・マテウスをトップ下で起用する策も考えられないわけではないが、タイトル争いに身を置くシーズン終盤の一手としてはリスクが大きい。
もちろん福岡戦途中からトップ下に入った渡辺皓太も計算できる候補だが、ここはエースナンバーを背負うマルコスにやってもらわなければならない局面だろう。
ポジションバランスを考えた交代カードの選択
今季は上手いやり繰りでここまで過ごしてきたが、やはりシーズン終盤は一筋縄ではいかない。
(残り 628文字/全文: 1513文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ