「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

優勝へ向けてさらにギアを上げるために、マルコスの力が必要不可欠だ。トリコロールのリーサルウェポンが満を持して戦いの舞台へ

 

いったい誰が背番号10のこの現状を予想できただろう。

マルコス・ジュニオールがリーグ戦で最後に先発したのは5月21日のアビスパ福岡戦で、もうすぐ4ヵ月が経つ。8月のACLノックアウトステージ神戸戦では3人しか登録できない外国人枠から漏れ、スタンドから仲間の戦いを見守った。直近2試合のリーグ戦ではヤン・マテウスの加入によって5人の外国人枠からも外れ、味わった悔しさは計り知れない。

 

 

ミッドウィークの天皇杯やルヴァンカップで先発出場するだけで満足のはずがない。負傷や出場停止といった要素がないのに、試合のピッチに立てない。一介の選手ではないだけに、プライドがひどく傷ついたのは想像に難くない。

それでもフォア・ザ・チームを貫く男だ。応対中の言葉や仕草は変わらない。落ち着いていて、それでいて高い集中力をキープしている。

 

 

「今の状況は選手として普通のこと。自分はいつチャンスが来てもいいように準備できているし、試合に出ていなくてもチームのためにベストを尽くすだけ。選ぶのは監督なので、選手としては常に準備しなければいけない」

 置かれている状況を冷静に受け止め、できることに注力した。

昨季から今季にかけて自宅のひと部屋をジム施設に改造し、時間を問わず個人トレーニングに励んだ。試合メンバー外の練習では、率先して先頭を走ってグループを引っ張る。サッカーに対する真摯な姿勢は一切変わらないどころか、準備段階での熱量は増しているかもしれない。

 

 

10日のアビスパ福岡戦で西村拓真が左足首を負傷した。14日の京都サンガF.C.戦は欠場濃厚で、トップ下が空席に。外国人枠という課題を乗り越えてマルコスに出番が巡ってくる可能性は高く、溜まっている鬱憤を晴らす大きなチャンスだ。

コンディションは一切、問題ない。

 

ヨコエク

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