ラストチャンスに燃える吉尾海夏がシャドーストライカーになる。 マリノスで漢になるために、これ以上の見せ場はない [L杯準々決勝第2戦 広島戦プレビュー]
背番号10のみなぎる気合いに注目
川崎フロンターレとの激闘から中2日、今度は準決勝進出をかけたルヴァンカップの第2戦となる。
まず条件を整理しておこう。
第1戦は1-3で敗れた。そのため第2戦は『2点差以上の勝利』が絶対条件となる。ひとまずスコアは考えずに2点差以上の勝利だ。5点取ろうと10点取ろうと、1点差勝利ではトータルスコアで下になるので敗退になってしまう。
次にアウェイゴールルールである。2点差で勝利した場合、トータルスコアが同点になる。そこでアウェイゴールに意味が出てくる。2-0だとしたら、トータルは3-3。アウェイゴールを奪っているのはマリノスだけなので、マリノスの勝ち上がりだ。
3-1で勝利した場合は、第1戦と反対の結果になる。トータルは4-4でアウェイゴールも1-1。つまり延長戦で雌雄を決する。
4-2以上の2点差勝利は、サンフレッチェ広島のアウェイゴールが多くなるので、反対にマリノスは敗退。もし2失点してしまったら、今度は3点差以上の勝利が条件と覚えておこう。
第1戦では直近のリーグ戦からフィールドプレーヤーを総替えした。今回も方向性は同じで、この試合が終わると中2日でリーグ戦の湘南ベルマーレ戦がある。優勝を目指す上でリーグ戦での連敗は絶対に避けなければいけない。疲労や負傷のリスクを軽減するために当然のターンオーバー策だ。
唯一、メンバーを入れ替えられないポジションがトップ下になる。フロンターレ戦で右足首を負傷した西村拓真はこの試合に出場できない。状態次第では週末の湘南戦も厳しいかもしれない。
マルコス・ジュニオールに連勤してもらうしかない。フロンターレ戦では前半34分から出場し、アディショナルタイムも含めれば60分以上プレーしている。コンディションが気になるところではあるが、勝たなければ先のない大会である。
背番号10のみなぎる気合いに注目だ。
吉尾海夏は再び左ウイングでの先発が濃厚
そして再び吉尾海夏である。
第1戦では決定機を決めきれず、記録に名前を残すことができなかった。
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