「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

天皇杯敗退から中2日で求められるリバウンドメンタリティ。 久しぶりの日産スタジアムでトリコロールが躍動する [J18節柏戦プレビュー]

 

首位で後半戦をスタートする

 

首位で迎える後半戦最初の試合だ。

最終目標はもちろん順位表の一番上で終わること。そのために、一戦必勝で勝ち点3を積み上げていくのみ。2位に勝っても18位になっても3ポイントしか手に入らない。今節は柏レイソルから勝ち点3もぎ取ることが唯一にして最大のテーマだ。

 

 

もっともマリノスにとってこの試合は、やや異なる意味合いも持つ。言わずもがな、水曜日に行われた天皇杯3回戦で格下の栃木SCに敗れ、タイトルをひとつ失ってしまったからである。

中心選手のひとり、松原健は言う。

「ここから波に乗っていくために大事な試合になる。水曜日の天皇杯に負けてしまってトーンダウンするのではなく、リバウンドメンタリティを試される一戦になる」

 

 

天皇杯を戦い終えたチームはそのままバスで横浜に帰還。到着は時計の針が0時を過ぎていた。そこから中2日の日程は決してラクではないが、厳しいコンディションを凌駕するモチベーションやテンションを求めたい。

過度な心配は不要だろう。マリノス今季の公式戦(ACL含む)で4敗を喫しているが、負けた次のゲームでは力強さや底力を発揮して全勝。上位を争う必須条件である『連敗しないチーム』になっている。

そして明日は今季6勝2分と無敗を誇るホームゲームだ。横浜ベイスターズとのコラボ企画で盛り上がり必至の試合でもある。メモリアルゲームなど特別な一戦で強さを発揮できるのは、チームだけでなくクラブ全体の力だ。

夏本番が間近に迫り、トリコロールの躍動が楽しみでならない。

 

 

ストライカーポジションとトップ下の人選は……

 

栃木戦からメンバー変更を施すというよりも、リーグ戦の前節・ガンバ大阪戦のメンバーに戻るという考え方が正しい。

 

ヨコエク

(残り 653文字/全文: 1428文字)

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