トリコロールを再加速させる 背番号10、復活の時は近い。
「今シーズンはちょっとケガに苦しんでいる部分がある。何回か小さなケガが連続していて、それで自分のパフォーマンスにつながってこない」
マルコス・ジュニオールは振り絞るような声で、自身の前半戦を振り返った。
暗転のきっかけは第3節・柏レイソル戦での負傷交代。荒れたピッチコンディションに苦しめられ、劣勢の展開が焦りにもつながったのかもしれない。
先発復帰した第5節・サガン鳥栖戦は、ご存じのとおり風雨が吹き荒れる劣悪な環境だった。わずか20分間の出場で太もも裏を故障。再離脱を余儀なくされた。
ベトナムで開催されたACLのグループステージ期間中に復帰を果たし、Jリーグ再開後も順調に稼働時間を延ばした。しかし第15節・京都サンガF.C.戦のウォーミングアップ中に再び筋肉系の違和感を訴え、以降の試合には出場していない。
ここまで542分のプレータイムにとどまり、フル出場はわずか2試合。得点はまさかのゼロ。加入した2019年から3年間で計35ゴールを記録しているアタッカーが、もうすぐ前半戦が終わる16試合を消化して無得点とは、いったい誰が想像できただろう。
最も苦しんでいるのは、もちろんマルコス自身だ。
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