結果とインパクトを残したい吉尾海夏。 チーム事情を踏まえてトップ下での先発が濃厚に [天皇杯2回戦 鈴鹿ポイントゲッターズ戦プレビュー]
明日は開幕から104日目で公式戦23試合目
リーグ戦を首位で中断期間を迎えたのは喜ばしいが、ここへきてケガ人が増えてしまったのが悩みの種だ。京都サンガF.C.戦の終盤に喜田拓也が負傷交代し、ジュビロ磐田戦のウォーミングアップ中にエドゥアルドが故障した。今日の練習では両選手ともウォーキングなど完全別メニューで調整しており、復帰には時間がかかるだろう。
磐田戦でメンバーに入っていなかった實藤友紀とマルコス・ジュニオールも別メニュー調整に終始。何かしらのアクシデントがあった模様で、チーム本隊から外れている。
なかなか選手の足並みが揃わない状況だが、ケヴィン・マスカット監督は努めて冷静だ。
「ここ数試合でケガ人が目立ったのではなく、シーズンのスタートからそういったケガは起きていた。開幕から今日で103日経って、かなりの試合数をこなした」
ここまでにリーグ戦16試合に加えてACLは中2日で6試合を戦った。移動の負担もあり、気候の違いもあった。リカバリーに注力しても、なかなかパーフェクトに回復するのは難しい。
タイミングという点では、藤田譲瑠チマと山根陸がそれぞれ世代別代表の活動でチームを離れている。喜田の負傷と合わせて中盤の底が手薄な状況で、明日の天皇杯2回戦は連戦でも岩田智輝と渡辺皓太に託すしかなさそうだ。
幸いなことに、明日の試合が終わると中断期間に入る。チームは久しぶりの連休を予定しており、リフレッシュに時間を充てることができそうだ。
今週末にも公式戦が組まれていれば、大幅なメンバー変更も考えられた。だが、明日で過密日程がひと区切りするのだから、例えばオールメンバーチェンジを実施する必要度は低い。
チーム事情でメンバー変更せざるをえない部分には手を加え、そうではない部分は選手に力を振り絞ってもらう。そんなスタンスで臨む鈴鹿ポイントゲッターズとの天皇杯2回戦である。
チームの底上げに必要な新たなチカラ
注目選手は多い一戦だが、特のこのふたりの男に注目したい。
まずは吉尾海夏だ。
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