仲川輝人、復活の一撃。 「少し安心した」約3ヵ月ぶりのゴールで、自身もチームも上昇気流へ [J16節 磐田戦レビュー]
アシストは盟友・松原健
それは仲川輝人にとって、第2節の川崎フロンターレ戦以来のゴールだ。
まだダウンコートが欠かせない2月23日だったので、実に3ヵ月以上もリーグ戦での得点から遠ざかっていたことになる。
第一声が印象的だ。
「少し安心した」
偽らざる本音だろう。コンディションを考慮してプレータイムこそ制限していたが、ここまでに消化した16試合中15試合に出場している。開幕から2戦3発と絶好のスタートを切ったことを考えれば、その後の無得点は突如として勢いを失ってしまったように見えなくもない。
久しぶりのゴールをお膳立てしたのは盟友の松原健だ。
「中の枚数は揃っていると思ったし、クロスを上げればレオなり、テルなりが決めてくれると信じていた」
仲川だけを狙ったクロスではなかったとしても、反対サイドからのクロスに呼応するのはウインガーの約束事でもある。レオ・セアラが迫力十分に飛び込んだからこそ相手DFは応対せざるをえなくなり、結果として仲川がフリーになる状況を導いた。
もっとも仲川自身は半信半疑だったという。
「自分の中ではオフサイドだと思っていて、それで逆に力が抜けてシュートがいいコースに飛んだ。結果良ければすべて良し(笑)」
松原がボールを受けた時点でオフサイドとセルフジャッジ。念のためプレーを続けてゴールネットを揺らした。ゴール直後に喜びを爆発させなかった理由はそこにあるが、VAR判定はしっかり正解をもたらした。
「いつか取れると思っていた。チャンスはあったし、ゴールに近づいていることをポジティブに考えてゲームに入っていた。こうして点を取れて良かった」
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