「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「マルキはうまいだけじゃなくてチームを鼓舞することもできる」(学) /磐田戦後インタビュー マルキーニョス・中村・兵藤・青山・中澤、他


【ジュビロ戦後のコメント】

樋口 靖洋 監督

「今日は選手がよく走ってくれたし、球際もよく戦ってくれた。素晴らしいゲームを展開してくれた。ジュビロは切り替えが早く、若い選手が走力を生かしたサッカーをする。それとボランチを経由してサイドに展開してくる形が多い。ボランチに対して、ウチがどれだけ潰しにいけるかが大きなポイントでした。まずウチが相手のボールの出どころをつぶしたことが大きかった。また今日は奪ったボールに対して、パワーを持って人が前に出ていけた。さらに人が追い越して出て行ってゴールにつながった。今日やるべきこと、狙いどおりのサッカーができた結果が4-0だと思う」

MF 7 兵藤 慎剛

「マチ(中町)とカンペーさん(富澤)が前へ出てきてくれて、それで最終ラインを上げる意識が高くなった。今日はチーム全体として一人ひとりの運動量も多かった。マルキがいない状態でも勝ちたかったけど、守備の部分は最近は連動して守れている。そこにマルキが帰ってきて攻撃のバリエーションが増えた。ボールがしっかり収まるので後ろから安心して出ていける。自分は攻撃が好きなので今日のように一つ前のポジションでやりたい。ポストに当たったシュートのような場面をしっかり決めることが課題。あれが決まっていたら試合はさっさと終わっていた」

DF 22 中澤 佑二

「4点取れたことはオフェンスとしては評価できる。ではディフェンスはどうなのか。4-0と4-1では大きく違う。1点くらいしょうがないという気持ちがシーズン続くと大きな失点になる。今日のように何点取っても無失点で終わるというポリシーを持つことは大事。順位は関係ない。数字的な感情が入るとあまりよくないので」

FW 18 マルキーニョス

「今日は戦う気持ちを前面に出して戦えた。試合前にもそういう話をしていた。(股抜きシュートについて)常にああいった形のゴールは狙っている。うまく決まって嬉しい。アシストも(中村が)しっかり見えていた。チームとしてのコンビネーションは必要。いいポジションの選手がいればボールを預けることも大事だから。今日は技術的なことよりも気迫を出すことができた」

FW 11 齋藤 学

「あとは決めること。本当にそれだけだと思う。勝ったことはポジティブに考えたい。シュートだけじゃなくていろいろなところで貢献できたと思う。決めることだけが今日の課題だった。自分のサイドで主導権を握ることもできた。駒野さんのところだったけど、自分とドゥトラがいい関係で守れた。圧倒できたと思う。抜くのも面白かった。マルキはうまいだけじゃなくてチームを鼓舞することもできる。今日は面白いサッカーができた。7~8点取れたと思う」

DF 26 青山 直晃

「気持ちよく終われた試合だった。前からのディフェンスでいい奪い方をしてシュートまで持ち込めた。いままであまり点を取れていなかったので4点取れたことはよかった。守備も無失点で終われたのは大きい。後半は相手の大きな韓国人が前に入ってきて、体力的に前でつぶせない場面があったのは課題。ただ90分を通してみるといいパフォーマンスを出せたと思う」

MF 25 中村 俊輔

「今日は単純に向こうのダブルボランチとCBの関係性があまり良くなかった。少し追えば追い込めた。1点目もそうだったと思うし、マチ(中町)が点を取ったのもそう。でも広島のようなチームに前から追ってもダメ。だからそれは引き出しができたということでプラス。今日はハマりやすい相手のフォーメーションとボールに回し方だった。でも、いつもこんなにハマらないよ、というゲームだった。3連敗して[4-2-3-1]になったのには意味がある。自分がボランチのコースを切りながらCBにプレッシャーをかけないといけない。無駄走りはあまりしたくないけど、自分みたいなおっさんがやれば後ろもついてくる」

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