「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

富澤「ダメなときは本当にダメ。チームに迷惑をかけてしまって申し訳ない」「前年度王者として点を取って勝ちたい」(樋口)+兵藤・ドゥトラ・六反他 [天皇杯直前コメント] -1611文字-

【試合に向けて】

MF 7 兵藤 慎剛

「ボランチでプ レーするのは久しぶり。でも、紅白戦でプレーした感触ではそこまで違和感はない。コンビを組む(熊谷)アンドリューは攻守ともにバランスの良い選手なの で、自分は積極的に前に絡んで、ゴールを狙っていきたい。カンペーさん(富澤)とミカ(三門)がけがをしているので、今後もボランチでプレーする機会は増 えるかもしれない。天皇杯だからといって相手を見下したら痛い目を見る。しっかり役割を果たして勝利に貢献したい」


樋口 靖洋 監督

「ボランチはそれぞれに特徴がある。でも組み合わせの数が減ってしまうのは苦しい。先週末の練習試合を見て天皇杯と広島戦の2試合をトータルで考えて組み合わせを考えたい。カンペー(富澤)はそれほど長いけがではないと思うけど、キャンプからけがが続いている。単純計算して連戦の最中の復帰は難しい。三門は天皇杯は難しいけど、広島戦については大丈夫とも言えないし、絶対に無理とも言えない。彼自身が持ち味を出せるようになってきているので、これ以上ひどくならないようにして早く復帰してほしい。
ボランチについては、兵藤はしっかりプレーできると思っている。運動量やプレーエリアの広さからいっても十分できる。それからアマジュン(天野)はここへきて良くなってきている。キャンプ最後の大宮との練習試合は、彼が加入してから一番良かったと思う。大学時代はいわゆる王様だったと思うけど、チーム内での立ち位置によって自分の表現の仕方を変えられないといけない。それが少しずつできるようになってきた。アグレッシブになってきたし、質の高さやサッカーセンスをどう出せるか。
ホンダロックは表記では3バックだけど、守備は[4-1-4-1]になって、攻撃のときはサイドが前に張り出して[3-2-5]のような形になる。特別に強烈な個性がある選手はいないけど、チーム全体で頑張る印象がある。天皇杯の初戦は毎年難しい。でもウチは前年度王者として、勝つべきチームとして点を取って勝ちたい。特に攻撃面でいかに良さを出せるか。逆に言うと、この相手に出せなければ話にならない」

 
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DF 5 ドゥトラ

「引退については最近決めたことではなく、昨年末に決めていた。でもクラブからもう少しプレーしてほしいという依頼を受けて、自分もそう決断した。自分がサッカー選手としてプレーできる残り時間は短いけど、ピッチに立ったときはチームの手助けをするだけ。コンディションはもちろんだけど、これからはいままで以上にしっかりモチベーションを上げて試合に臨みたい」

GK 30 六反 勇治

「自分にとっては貴重な実戦機会なので、しっかりプレーできることをアピールして今後につなげたい。去年はナビスコカップの予選リーグがあったけど、今年はシードなのでそういった機会がなかった。調子は悪くないので、いまできるベストのプレーでチームを勝たせたい。相手のレベルに関係なく無失点に抑えることがGKの仕事。安定したパフォーマンスを見せられれば」

MF 27 富澤 清太郎

「湘南との練習試合の開始10分くらいで違和感があって、そのあとは様子を見ながらやっていたけど後半の途中に動けなくなってしまった。ダメなときは本当にダメ。チームに迷惑をかけてしまって申し訳ないけど、自分のポジションが保証されていたわけでもない。連戦の最中は出られないと思うけど、それが終わってからチームを助けられるようにしっかり治す」

MF 26 三門 雄大

「股関節の部分で、キャンプの最中に一度違和感があったけど、そのあとは問題なかったから練習を続けていた。でも今週の頭の練習でシュートを打ったときにまた違和感があって、二度続いたのでこれは何かあると思った。検査の結果は大きなけがではなかったけど、まだボールを蹴るのに不安がある。走ることはできる。連戦でひどくしてはいけないし、ちゃんと治して復帰したい」

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