エウベル→永戸→アンデルソン・ロペス。 マリノスらしい見事にデザインされたゴールが決まった [J3節柏戦レビュー]
先発を4選手、ポジションを7つ動かした指揮官の意図
素晴らしい先制点で連勝へ向けて視界良好のスタートを切った。
開始5分、右サイドのスローインは小池龍太の手からアンデルソン・ロペスへ。初先発となったロペスは相手を背負いながらも巧みにボールキープし、左サイドのエウベルへ展開する。
ボールが背番号7に渡る以前に、こちらも初先発となった永戸勝也が前線のスペース目指してランニングをスタート。エウベルに選択肢と時間的な余裕を与えるサポートだ。
「エウベル選手があのポジションを取ってくれることで自分は内側からでも外側からでも回っていける。前節の川崎戦で仲川選手が得点した場面でも、あの時は小池龍太選手が内側から走った。サイドバックが走ることでいろいろな選択肢を与えられたらなと思っていた」(永戸)
どんな時もエゴイストにならないブラジル人アタッカーはシンプルに永戸を使ってディフェンスラインを突破。角度があまりない地点から鋭く振り抜いた左足シュートがGKを襲い、キャッチしきれなかったところをロペスがしっかり詰める。
試合前日に必ず実施するコンビネーション練習を再現するような、マリノスらしい見事にデザインされたゴールが決まった。
見事な先制点の呼び水として、この試合は普段以上にチャレンジを試みていた。
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