「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「チアゴにはチアゴのスタイルがあって、このクラブに名を残したと思う。次は僕の番だ。僕のスタイルを見せて、名前を歴史に名を残していきたいと思う」(エドゥアルド) [宮崎キャンプコメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

――もうすぐキャンプが終わる。チームの仕上がり具合は?

「今日までキャンプを行ってきたが、いろいろなことが起きてスムーズにスケジュール通りいかなかった部分もある。自分たちにとってチャレンジなキャンプになっている。何人かの選手はなかなか合流できず、練習試合がキャンセルとなり、精神的に強くなることを試された時期もあった。でも天候も良く、全体的にはいい準備ができているので、引き続きやっていきたい」

 

 

 

――今シーズンはプレシーズンに準備する時間がある。取り組みたいことや変えたいことは?

「マリノスとしてここまで作り上げてきたスタイルは確立されている。何かを変えるのではなく、より良いサッカーをしたい。自分が来た時点で2~3年メンバーが変わらずやってきたものがあった。今年は何人か入れ替わった中でやっていかなければいけないが、今年がより良いシーズンになるための強化ができていると思う」

 

――主力扇原選手やティーラトン選手、チアゴ選手が抜けたが、補強には満足している? そして新加入選手に期待することは?

「サッカーには移籍や加入が付きもの。時には自分の手から離れて決まることもあるが、それがサッカーだ。ここ数年はメンバーが変わらずやってきた中で新加入選手が加わり、新たなチャレンジになる。彼らを1日でも早く順応させることが大事だが、今日までポジティブな部分が見えている。必ず力になってくれると信じている」

 

 

 

――ハイラインの背後をカバーしていたチアゴ選手が抜け、前線からプレスをかける前田選手も抜けた。ハイラインとハイプレスの根幹を担っていた選手が抜けたが、微修正や変えていくことは?

「特徴的なふたりが去ってしまったというのはある。いろいろな人が不安だったと思うが、彼らに代わる選手は彼らしかいない。でも違った特徴を持つ良い選手がいる。まずは新加入の彼らに感謝したいし、マリノスのために戦ってくれるという強い気持ちがピッチで見えている。一人ひとりの特徴や性格を見極めて、また違ったインパクトを出せると思う。彼らは1日でも早くプレースタイルを頭に入れてほしいし、自分たちにとって今年はチャレンジの年だ。一人ひとりが新たな気持ちでフレッシュに臨んでいて、どうやってマリノスのサッカーを大きく、強くしていくか。新たな気持ちでやっていくことが大前提だし、加入した選手に期待し、しっかりチームを作っていきたい」

 

――前線の顔ぶれに変化があった。攻撃のキーマンになる選手は?

「ひとりがどうこうというのが我々の強みではない。チーム全体で一致団結して戦えるのが我々の強みだ。発表があったように前線にアンデルソン・ロペスが加入し、ブラジル人のマルコスやレオ、エウベルがいる。そして日本人の仲川や水沼、宮市もいる。彼らがポジションをどのように奪うのか楽しみにしている。誰が出ても良い状態にしておくことが大事だ。シーズンが始まると試合数が多く、一人ひとりが準備することが大事だ。ひとりの名前を挙げるのではなく、チーム全体で強くなっていくところが強みだ」

 

 

――開幕後は先発をある程度固定する? それとも流動的に戦っていく?

 

 

ヨコエク

(残り 1576文字/全文: 2956文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ