得点王の前田大然はマリノスファミリーの象徴だ。 日本のトップストライカーに成長し、時代の流れを考えれば海を渡るのは必然
23ゴールを挙げて得点王に輝いた前田大然がベストイレブンに選出されるのは当然だろう。
同じゴール数でトップスコアラーの座を分け合ったレアンドロ・ダミアンは、ベストイレブンと同時に最優秀選手賞も受賞。両者のプレースタイルではなく、優勝か2位かというチームの結果がMVPの行方を大きく左右したと考えていい。
仮にマリノスが優勝していた時のMVPは前田以外にいなかった。得点数もさることながら、自慢のスプリント能力を献身的な守備で生かすフォア・ザ・チームの姿勢は感動的ですらあった。
前田がチームのためにプレーしたからこそ、最終節は全員が前田のゴールと得点王獲得を願った。その関係はまさしく相思相愛で、マリノス全体が醸し出すファミリー感の象徴だ。その代表として今季目覚ましい成長を遂げた背番号38がJリーグアウォーズという晴れ舞台に立ったことは番記者としても誇らしい。
11月のワールドカップアジア最終予選では日本代表にも招集された。押しも押されもせぬ日本のトップストライカーに成長したのだから、時代の流れを考えれば海を渡るのは必然。誰も止められないし、もう驚くこともない。アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックが移籍先として有力なのは間違いないが、その動向から引き続き目が離せそうにない。
(残り 537文字/全文: 1115文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ