「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「2位で満足できるチームではなくなっている。それはすごくポジティブなことだと思います。まだ上がある。マリノスファミリーがひとつとなって進んでいきましょう」(喜田拓也) 他 [川崎戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「最初に、Jリーグの質の高い2つのチームが良い内容を見せてくれて、良い印象を与えられたと思う。前半は自分たちが素晴らしいパフォーマンスを見せて、後半にアドバンテージを持って臨めるかと思ったが、川崎フロンターレは簡単にやらせてくれなかった。この2チームが日本のサッカーを盛り上げていくような内容で、締めくくりとしては良い試合を見せられたと思う」

 

――素晴らしいゲーム内容だった。それができた一番の要因は?

「前半素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。自分が就任してから何度か良い内容を見せることがあったが、それをずっと通してやることはできなかった。勝ち点や順位にフォーカスせず、最後の試合で自分たちがどれだけできるのか、気持ちを見せられたと思う。前半は自分たちが攻め込むシーンが多い中で、川崎フロンターレは簡単にこじ開けさせてくれなかった」

 

 

――前田大然選手が得点王に輝いた。彼に一言もらいたい

「とてもうれしく思うし、おめでとうと彼に言いたい。彼がここまでできているのは彼自身もそうだが、チームメイトが一丸となってやった結果、彼の得点やチャンスに結びついている。彼の中で思う部分もあると思うし、チームとして戦った結果素晴らしい賞を得ることができた」

 

――開幕戦で完敗した相手に、互角に戦えていた。チャンピオンとの距離感や差をどのように感じている?

「今日を見ても分かるように、シーズンを通して継続して良い試合をしていくか。そこのチャンピオンチームとの差がある。優勝したいのは当たり前。マリノスとして過去最高の勝点を得て、総得点もリーグ1位で、アジアチャンピオンズリーグの出場権も得た。しっかり休息して、また来年もしっかり戦っていきたい」

 

 

MF 8 喜田 拓也
(※ファイナルマッチセレモニー2021より)

「1年間どんな時も一緒に戦っていただき、ありがとうございました。

 必ずタイトルを獲ろうとスタートして、リーグ戦の結果は2位でした。2位で満足できるチームではなくなっている。それはすごくポジティブなことだと思います。

 

 

 少しずつマリノスに関わる人たちが誇れるクラブになってきていると思います。だからこそ歩みを止めてはいけない。追い求めていかなければいけない。チームがもっと強くなるために、横浜F・マリノスの価値が上がるようにやっていけるポテンシャルがこのクラブにはあると思っています。今シーズン目指していた優勝は手にできませんでした。でも得たものもたくさんあります。

 良い時も苦しい時も全員がチームのために頑張れて、仲間のために頑張れる。チームメイトは選手としても人としても素晴らしく、彼らと一緒にマリノスのために戦える毎日が喜びでした。そして僕たちはお世辞にも環境が良いとは言えません。

 

 

 その中でひとつも言い訳せず頑張ってくれましたし、練習に必要な大量の荷物をスタッフが用意し、環境を整えてくれました。この場を借りてお礼を言わせてください。チームに関わるすべての皆さん、本当にありがとうございました。

 そして最後にファン・サポーターの皆さん。皆さんの素晴らしさは僕たち選手が一番分かっていると思います。だからこそ一番高いところの景色を見せてあげたい。でもそれは選手だけの力でも、スタッフだけの力でも、ファン・サポーターだけの力でもできません。まだ上がある。マリノスはマリノスの色で正々堂々と超えていきましょう。マリノスファミリーがひとつとなって進んでいきましょう」

 

 

FW 38 前田 大然

――得点王を取った気持ちは?

「今までキャリアを積んできたけど、まさか自分がこういうことになるとは想像していなかった。たくさんの人の支えがあって、自分がやってきたことは間違っていなかったという証明にもなったので、良かったと思う」

 

 

――得点王によってキャリアが変わると思う。どのような選手になっていきたい?

 

ヨコエク

(残り 1363文字/全文: 3052文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ