「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

チャレンジするにはこれ以上ない機会とタイミング。 横浜F・マリノスに誇りを持つための残り4試合へ [J35節 FC東京戦プレビュー]

 

 

3位以内、あるいは2位を確保できる可能性のある今節

 

ガンバ大阪戦翌日、選手だけでなく全スタッフを集めてミーティングを実施。ケヴィン・マスカット監督を中心にして残り4試合でも自分たちのサッカーを貫くことを再確認し、マリノスは新たなスタートを切った。

 

 

優勝の芽こそ潰えたが、ここまで34試合を消化して勝ち点72という素晴らしい戦いを見せている。

「年間通して見ると自分たちがやってきたことを否定する必要はないと思う。ここ数試合の結果にとらわれて自分たちを否定したくない。自分たちが積み上げてきたという実感はある」

 

 

すべては数字が示している。喜田拓也の言葉は、決して強がりには聞こえない。

次なるテーマは、もちろんアジアの舞台への切符を手にすること。リーグ3位以内に与えられるチケットをしっかりと確保し、昨年悔しさを味わったあの舞台へ戻りたい。

現在4位の名古屋グランパスと勝ち点11差。かなり有利な立場な立場にあるのは間違いないが、念には念を入れて早めに決めておきたい。

ここへきてリーグ戦初の連敗を喫しただけに、悪い流れを早めに切り取り、勝利することで3位以内を確保したい。3位のヴィッセル神戸とも勝点8差のため、今節の結果次第では2位を決定できるかもしれない。

これはどのシーズンにも当てはまることなのだが、どうしても終盤戦のイメージや印象に左右されがちになる。序盤戦や中盤戦でどれだけ好パフォーマンスを見せても、終盤に失速すると平均以下のチームに思われてしまうのは不遇すぎる。

22勝6分6敗。得点70失点32。誰も文句は言えないし、むしろ胸を張るべきだ。

 

 

このメンバーで戦うのは最後になるラスト4試合

 

勝利を目指す姿勢は変わらない。

ただしチャレンジを試みるにはこれ以上ない機会とタイミングかもしれない。

 

 

ヨコエク

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