リーグトップ18ゴールの前田大然が2年5ヵ月ぶりに日本代表選出。 納得、いや当然の代表入りだろう [練習レポート]
ガンバ大阪戦では90分間の大部分を支配したが、最後までゴールをこじ開けることができなかった。無念の敗戦によって、川崎フロンターレに2連覇を許す結果となった。
悔しい気持ちを押し殺すように、キャプテンの喜田拓也が気丈に振る舞った。
「残り4試合あるので、振り返るにはまだ早い」
中2日で再びホームゲームが待っている。引き続き入場制限が大幅に緩和される一戦で、大勢のファン・サポーターが足を運んでくれるはず。応援してくれる人々にマリノスのサッカーをしっかり見せなければいけない。
指揮を執るケヴィン・マスカット監督は冷静に言葉を紡いだ。
「自分たちのサッカーという意味ではシーズンは終わっていない。たしかに優勝チームは決まったが、マリノスのサッカーをやり続ける」
FC東京戦から始まる残り4試合で自分たちのパフォーマンスを見せる。それが来季や、あるいはもっと先の未来へつながる。全員がそれを信じている。
ガンバ戦後、重苦しい空気の中で選手たちは場内を歩き、ファン・サポーターの声援に応えた。
喜田が神妙な面持ちで振り返る。
「コロナ禍にもかかわらずあれだけのお客さんが来て、負けてしまって他会場で優勝が決まった。ブーイングしてほしくないとか厳しい声をかけてほしくないというわけではないけど、皆さんから伝わってくる空気感や思いは選手たちに伝わった。悔しいし、言いたいこともあると思うけど、それで後押ししようという思いは感じたので、その思いは絶対に無駄にしてはいけない。一緒に作り上げてきた仲間としてはそれを無駄にしたくない」
悔しいのは選手だけではない。ファン・サポーターの感情も背負い、次の戦いへ向かう。
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