「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

横浜FC戦で背番号6が放った極上のキラーパス。 すべてはマリノスを勝たせるために

 

横浜FC戦を振り返る上で、背番号6が放った“極上のキラーパス”について筆を執らないわけにはいかない。

後半途中に渡辺皓太の退場で数的不利になったが、マリノスは攻撃の姿勢を緩めなかった。ケヴィン・マスカット監督はシステムを4-3-2に変更。引き分け狙いではなく、あくまでも得点と勝利を目指す。

それに呼応したのがボランチの扇原だ。「リスク管理というよりもしっかりポジションを取っていけたのがよかった」と振り返ったとおりアタッキングエリアでボールを受け、間髪入れずにゴール前へラストパスを送る。

 

 

ボールの行き先に走り込んだのはチームの得点源である前田大然だ。パスの精度とコースがトリコロールの韋駄天のランニングスピードにピタリと合った。淀みない流れから美しいフィニッシュがゴールネットを揺らした。

しかしチームが勝てなかったことで、喜びは半減どころか消えてなくなってしまった。もちろん調子は悪くない。ただし「まだまだ自分にできることがあると思っている。残り8試合になってきて、コンディションが上がってきている感覚はある。それをチームの結果に反映させないと意味がない」と厳しい表情で語る。

 

 

ヨコエク

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